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(VOL.49)ライフサイクルに迫る、新しい家計と資産の運用スタイルURL
サイト管理者2010/10/06 08:51:45

<ライフサイクルに迫る、新しい家計と資産の運用スタイル>

SBIホールディングスが口座管理サービス「マネールック」をリニューアルし、これまでの金融サービス(銀行、証券、クレジットカード)の残高、明細情報を集約するサービスから、個人会計(パーソナルファイナンス)サービスへと発展させたと発表した。

 

 個人会計(パーソナルファイナンス)サービス マネールック
 (https://www.moneylook.jp/)

 ・キャッシュ管理機能
 ・収支の分析
 ・資産分析
 ・目標(ライフイベント)管理
 ・口座管理

 

マネールックが想定する利用者の利用シーンは、

 

①自分の資産状況を把握したい方
 「株式やFXを始めると資産が増えてきて、管理が手間だな。ところで今いくらぐらいの資産になっているんだろう」と思った方。

 

②複数クレジットカードをお持ちの方
 「今月はいくらクレジットでの支払いがあるんだっけ?複数もっていると全部調べるのは手間だから一覧で把握したいな」と思った方。

 

③気軽に貯蓄、支出の管理をしたい方
「最近、なかなか貯金があまりできていなくて、何でだろう?ひとまず、何にお金を使っているのか把握してみよう」と思ってる方。

 

をターゲットとしている。
収支(フロー)と資産/負債(ストック)の両面から家計の状況を把握し、計画的なお金管理を可能とする。

 

また、利用環境もこれまでのインストール型アプリケーションからWEBブラウザとし、セキュリティを考慮しつつアクセスし易くした。

 

一方、1人ひとりにあわせた資産設計アドバイスツール「MONEX VISION(マネックス ビジョン)」も、β(ベータ)版の提供が始まった。

 

いずれも実際の使い勝手はまだまだ未知数で荒削りな部分もあるかもしれないが、まさに金融サービスが生活シーンと融合し、新たなステージに入ったことが確認できるサービス内容といえる。

 

急速に浸透が進む電子マネーの登場など、ライフサイクルに紐付くお金の運用スタイルが劇的に変化していく中で、メインバンク口座、証券口座のあり方も変化についていかなければ、いつの間にか新たなサービスに代替されその存在意義が低下してしまう危険性は高いといえる。
今回の新たなツールの投入により、常に時代の先を見据えたサービスのイノベーションに向けた各社のチャレンジを期待したい。

-以上-


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【コラム筆者】 
藤野 宙志(ふじの ひろし) 株式会社グッドウェイ代表取締役社長

日刊コラム1995年慶應義塾大学理工学部卒業後、キヤノンマーケティングジャパンでシステム開発に4年間従事。
1999年SBI 証券で業界初の日米間オンライン証券取引システムの立上げを手がける。ナスダック・ジャパンでは日米印3カ国オフショア開発を担当、新興市場創出の調整役として証券業界を奔走。2002年シンプレクス・コンサルティングでセールス担当、FXシステムを多数導入。2010年6月より現職。金融サービス&ITソリューション総合情報プロバイダーとしてポータルサイトを運営。


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