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(VOL.156)コンティンジェンシープラン発動へ、この危機を乗り越ろ
サイト管理者2011/03/15 09:45:35

<コンティンジェンシープラン発動へ、この危機を乗り越ろ>
◎2011年3月15日(火)更新


2011年3月15日(火)午前6時10分に福島第1原発2号機で爆発音があり、引き続き非常事態が続いているが、午前9時30分現在、東証市場、大証市場は通常どおり取引が行われている。


2011年3月14日(月)、金融庁は状況に応じ金融上の措置を適切に講ずるよう金融機関(銀行、信用金庫、信用組合等)、証券会社、生命保険会社、損害保険会社及び少額短期保険業者、火災共済協同組合など各金融機関等に要請したと発表した。


同日、日本証券業協会、金融先物取引業協会は東京電力の「計画停電」への対応について、自家発電設備等の活用などにより証券会社の営業拠点において継続して業務を行うべく最大限努力するものの、本支店の一時休業状況等については店頭やホームページに掲示するなど速やかに伝えるよう努めていくよう要請したと発表した。


SBIジャパンネクスト証券は3月14日(月)から当面の間、夜間取引(ナイトタイム・セッション1及び2)の運営を休止し、運営の再開目処については、上記の改善状況を考慮しつつ、随時ホームページ等で発表していくと発表した。また、本日3月15日(火)のデイタイム・セッション(8:20-16:30)は通常通り取引を行うが、SBIジャパンネクスト証券及び関係機関等の業務継続が困難となった場合には、「PTS取引に関するコンティンジェンシープラン」に基づき取引の実施について判断するという。


被災地における想像を超える大被害、都心に近い原発事故の対策など、生命に関わる重大な局面をむかえている状況ではあるが、困難なときほど冷静な対応が求められる。


今まさに事件・事故・災害などの不測の事態におけるコンティンジェンシープランの発動の可能性なども含め、その対応についての判断の時をむかえており、これまで積み上げた金融サービスの安全対策と知識ノウハウを総動員し、何としてもこの危機を乗り越え、世界的に高水準なサービスレベルの構築への糧とし次のステージにつなげていく必要がある。


-以上-


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【コラム筆者】 
藤野 宙志(ふじの ひろし) 株式会社グッドウェイ代表取締役社長

日刊コラム1995年慶應義塾大学理工学部卒業後、キヤノンマーケティングジャパンでシステム開発に4年間従事。
1999年SBI 証券で業界初の日米間オンライン証券取引システムの立上げを手がける。ナスダック・ジャパンでは日米印3カ国オフショア開発を担当、新興市場創出の調整役として証券業界を奔走。2002年シンプレクス・コンサルティングでセールス担当、FXシステムを多数導入。2010年6月より現職。金融サービス&ITソリューション総合情報プロバイダーとしてポータルサイトを運営。


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