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(VOL.222)アナリスト・カバレッジ拡大へ、理解促進と共鳴を呼び起こせ!
ウェブ管理者2011/06/22 11:33:57

<アナリスト・カバレッジ拡大へ、理解促進と共鳴を呼び起こせ!>
◎2011年6月22日(水)更新


2011年6月21日、東京証券取引所は、マザーズ上場会社のアナリスト・カバレッジ拡大を目的として、「一般社団法人 証券リサーチセンター」(2011年5月31日設立)に対する協賛を実施すると発表した。


「一般社団法人 証券リサーチセンター」は、相対的に事業規模が小さい新興市場のアナリスト・レポートのカバレッジ率が市場第一部の上場会社よりも低いことを背景に、今後の幅広い投資家の市場参入を促す観点から、まだレポートが作成されていない上場会社を独自に選定し費用負担を求めずに独立性を確保したアナリスト・レポートを作成・公表していく中立的な機関として設立されたリサーチセンター。


本年度中に60社程度のアナリスト・レポートの作成・公表を見込み、Webサイトや東証のホームページを通じて無償で提供する予定といい、東証は同法人の活動を支援していくことを通じてマザーズ上場会社に関する投資者への情報発信を強化していくという。


大阪証券取引所でも、同様の背景により新興市場、新「JASDAQ市場」の開設に合わせて2010年10月より「JASDAQアナリストレポート」を大阪証券取引所のホームページ上で公表を開始、2011年06月14日より大阪証券取引所とCSKはさらに利便性を高めるためスマートフォン(iPhone・iPad・Android)向け閲覧アプリケーション版を開発、2011年6月14日よりサービスの提供を開始すると発表した。


上場企業の自発的なIR活動に加え、新興市場そのものを運営する取引所が公正な立場で投資家へその企業の注目すべき点や素顔など中立的なレポートとして発信情報の拡充を後押しすることで投資家の理解促進と共鳴を呼び起こし、さらなる企業価値向上に向けた新興企業の活動を支援する投資資金が集まり、将来の日本の経済成長を担う新興企業の発展と育成につながることを期待したい。


-以上-


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【コラム筆者】 
藤野 宙志(ふじの ひろし) 株式会社グッドウェイ代表取締役社長

日刊コラム1995年慶應義塾大学理工学部卒業後、キヤノンマーケティングジャパンでシステム開発に4年間従事。
1999年SBI 証券で業界初の日米間オンライン証券取引システムの立上げを手がける。ナスダック・ジャパンでは日米印3カ国オフショア開発を担当、新興市場創出の調整役として証券業界を奔走。2002年シンプレクス・コンサルティングでセールス担当、FXシステムを多数導入。2010年6月より現職。金融サービス&ITソリューション総合情報プロバイダーとしてポータルサイトを運営。


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