金融&IT業界の情報サイト
 
 
 

(VOL.86)辿り着くまでの直感的ストーリーが重要、売買の動機づけ
サイト管理者2010/11/30 08:25:11


<辿り着くまでの直感的ストーリーが重要、売買の動機づけ>

2010年11月29日、SBI証券は投資信託(ファンド)検索ツール「Fサーチ」の提供を開始すると発表した。当サービスの提供はSBIファンドバンクと連携をしているようだ。

ファンドの特徴による絞込みを直感的かつスピーディーに可能にするもので、ファンド選びをしやすくするための取り組みの一環としてより良い投資環境を提供するという。

「Fサーチ」では、キーボードを使わずにクリックだけでスピーディーに以下の検索項目から目的に合致するファンドを絞り込むことが出来る。

<通常検索の検索項目>
 ①地域
 ②資産
 ③分配の回数
 ④ノーロード投信等のその他の項目
 ⑤運用会社
 ⑥基準価額の水準
 ⑦運用資産
 ⑧分配金利回り
 ⑨リターン(運用実績)

<こだわり検索の項目>
 ⑩環境等の22個のキーワード
 ⑪おすすめ投信・人気投信・女性に人気

2010年11月30日現在、全ファンド数1019件に対し、①地域で「新興国」を選択すると66件に絞り込まれ、更に②資産で「株式」し、④ノーロード投信等のその他の項目で「ノーロード投信」を選択するとで以下の3件に絞り込むことが出来た。

・住信-STAM新興国株式インデックス・オープン
・野村-野村インデックスファンド・新興国株式(愛称:Funds-i)
・三菱UFJ-eMAXIS新興国株式インデックス

なお、検索カテゴリは項目を選択するとリアルタイムに銘柄数が表示され確認しながら検索を進めることが出来、安心して絞込みを進めることが出来る点は評価できる。

その他に「おすすめ」銘柄としてSBIファンドバンクの協力によりSBI証券が運用成績等を総合的に検討して選出した銘柄や、

「人気」銘柄としてSBI証券の10の主力カテゴリーにおける前月販売上位ファンドにも印をつけ、簡単に選ぶことも出来る。

続々と登場する新商品の中で顧客の商品選びの助けとなるツールやコンテンツを用意していく取組みは、今後ファンドに限らず外国株や債券など一般の個人投資家にとって銘柄選びが難しい金融商品にも広がっていくことで、直感的に売買の動機づけに結びつく仕組み(ストーリー)が一層整備されていくことを期待したい。

-以上-


コラム一覧

最新ニュースヘッドライン

投資家や金融業界に向けてイベント、サービス情報など配信中!



【コラム筆者】 
藤野 宙志(ふじの ひろし) 株式会社グッドウェイ代表取締役社長

日刊コラム1995年慶應義塾大学理工学部卒業後、キヤノンマーケティングジャパンでシステム開発に4年間従事。
1999年SBI 証券で業界初の日米間オンライン証券取引システムの立上げを手がける。ナスダック・ジャパンでは日米印3カ国オフショア開発を担当、新興市場創出の調整役として証券業界を奔走。2002年シンプレクス・コンサルティングでセールス担当、FXシステムを多数導入。2010年6月より現職。金融サービス&ITソリューション総合情報プロバイダーとしてポータルサイトを運営。


注)当コラムに掲載された情報の正確性・完全性については最善を尽くしておりますがその内容を保証するものではありません。
 当コラムは、特定の商品、企業への投資を推奨するものではありません。当コラムの情報を元に投資をし、損害が生じたとしても、執筆者及び執筆者の属する団体は一切の責任を負いません。
 その他、当コラムを利用したことに起因又は関連して生じた一切の損害(直接的であると間接的であるとを問わない)について、執筆者及び執筆者の属する団体は一切の責任を負いません。

 

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.