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(VOL.760)個人向け店頭バイナリーオプション、自主規制への新たな対応と新規参入URL
サイト管理者2013/08/27 08:35:14

 2013年8月26日、サイバーエージェントFXは、2013年9月中(予定)に 店頭通貨バイナリーオプション「オプトレ!」のサービスの提供を開始すると共に「オプトレ!」案内サイトを開設したと発表した。「オプトレ!」は、2時間後の判定時間にラダー状に6本設定されている権利行使価格のうち、選択した権利行使価格よりも上昇するか下落するかを予測するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引。オプションの購入受付終了後の注文取消はできないが、取引可能期間であれば売却することも可能(但し、買付価格と売付価格のスプレッドにより、売却時に損失となる可能性あり)。既にサイバーエージェントFXの店頭FX「外貨ex」の口座を持っている投資家(約22万口座、預り残高 約748億円:2013年7月末時点)は、知識確認テストを通過後に同じID/パスワードで利用できるという。通貨ペアは5種類を用意。スマートフォンアプリは、10月中リリースを予定している。


 2013年8月9日、GMOクリック証券は、金融先物取引業協会において自主規制ルール「個人向け店頭バイナリーオプション取引業務取扱規則」が2013年7月18日に制定され、2013年8月1日に施行されたことを受け、外為オプション取引における自主規制ルールへの対応内容(2013年11月変更予定)について発表した。主な変更点は、1回号あたりの取引時間、権利行使価格の確定タイミング、途中購入・転売、外為オプションに関する知識チェック(口座開設時)。


 2013年6月19日、グッドウェイは、バイナリーオプションワーキンググループの座長を務めたFXトレード・フィナンシャル代表取締役社長 鶴 泰治 氏、常務取締役 小林 彰彦 氏に、バイナリーオプション規制案に関する協議のプロセスと今後の取組みや見通しについてインタビューを行った。


 ワーキンググループの目的である健全な成長を促す商品性の設計に加え、説明・開示、広告・宣伝、投資家保護・口座開設時の確認事項など業界の整備を短期間で確実に成し遂げるべく、2013年7月18日に制定された「個人向け店頭バイナリーオプション取引業務取扱規則に係るガイドライン」および「個人向け店頭バイナリーオプション取引業務取扱規則」に沿って、今後の自主規制の円滑な遂行に向けた実効性を詰める作業部会の取組みにも注目していきたい。


【サイバーエージェントFX】新サービス 店頭バイナリーオプション『オプトレ!』 9月中、提供開始(予定)のお知らせ
http://goodway.co.jp/fip/htdocs/jojbwdmvk-303/#_303


【GMOクリック証券】外為オプション取引 自主規制ルールへの今後の対応について
http://goodway.co.jp/fip/htdocs/joe6rud1h-303/#_303


【金融先物取引業協会】個人向け店頭バイナリー取扱規則ガイドライン
http://goodway.co.jp/fip/htdocs/jobgy2p39-303/#_303


【金融先物取引業協会】個人向け店頭バイナリー取引業務取扱規則
http://goodway.co.jp/fip/htdocs/jo4ej4mwp-303/#_303


【FXトレード・フィナンシャル】バイナリー規制案までの道のり(インタビュー)
http://goodway.co.jp/fip/htdocs/johvct92t-3242/#_3242


 


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【コラム筆者】 
藤野 宙志(ふじの ひろし) 株式会社グッドウェイ代表取締役社長

日刊コラム1995年慶應義塾大学理工学部卒業後、キヤノンマーケティングジャパンでシステム開発に4年間従事。
1999年SBI 証券で業界初の日米間オンライン証券取引システムの立上げを手がける。ナスダック・ジャパンでは日米印3カ国オフショア開発を担当、新興市場創出の調整役として証券業界を奔走。2002年シンプレクス・コンサルティングでセールス担当、FXシステムを多数導入。2010年6月より現職。金融サービス&ITソリューション総合情報プロバイダーとしてポータルサイトを運営。


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