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(VOL.492)サービスの告知や訴求、独自ブランディングの確立と開拓へ
ウェブ管理者2012/07/25 12:40:20

<サービスの告知や訴求、独自ブランディングの確立と開拓へ>
◎2012年7月25日(水)更新


2012年7月4日、自動売買(システム売買)の浸透を背景にMT4を個人投資家向けに提供する金融機関が拡大する中、日産センチュリー証券は次期トレードシステムに国内金融機関として初となる『MT5』の採用を発表した。2012年7月18日、グッドウェイは日本橋蛎殻町にある同社を訪れ、採用の背景と狙い、今後の取り組みについて取材した。
MT5の特徴のひとつに「板」があり、これは取引所上場商品(国内商品先物、大証FX、日経225、海外商品先物)を扱う同社にとって大きな魅力であることに加え、国内外の商品をひとつのプラットフォーム上で裁量取引や自動売買ができることから、キラーツールとなるプラットフォームとして採用を決定、先々はMT5と同期したWEBトレーディングシステムやスマートフォン対応、MT5 EA(Expert Advisor)の専用情報サイトを別途用意する予定という。
また、若い世代に向けてコンテンツを工夫するなど、アフィリエイト広告に頼らない独自のブランディングにより投資家の支持を集められるよう、SNSとの効果的な相互連携にも取組みむ一方、最近はFXを中心に夜間取引の割合が増え、ネット取引の拡充に伴い若い顧客層も増えていることから、イメージ作りの一環として「日産センチュリー証券イメージガール」オーディション(8月26日(日)開催)なども予定している。


2012年6月22日、ライブスター証券は、証券取引システムの全面入れ替えに関するお知らせを発表、2012年9月3日(月)を新システムのリリース日(予定)とし、新システム(livestar WEB(Web版)、livestar R(ダウンロード版)、livestar Mobile(モバイル版)、livestar S(スマートフォン版))に係る変更概要や注意事項など一覧で確認出来る特設サイトを用意して情報を公開、電子メールおよび取引システム内の「会員ニュース」メッセージでも、随時案内していくという。


キラーツールの導入やオーディションの開催、特設サイトを通じた情報公開など、自社の新しいサービスの告知や訴求はさまざまな方法で実施されている。マーケティングの分野において、これまでの方法論に頼るのではなく、様々な思考実験、実地検証を含めて顧客開拓を試み、アフェリエイトの活用の他にも顧客との接点を増やすと共に、独自のブランディングを確立して開拓していく新しい取組みに注目したい。


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【コラム筆者】 
藤野 宙志(ふじの ひろし) 株式会社グッドウェイ代表取締役社長

日刊コラム1995年慶應義塾大学理工学部卒業後、キヤノンマーケティングジャパンでシステム開発に4年間従事。
1999年SBI 証券で業界初の日米間オンライン証券取引システムの立上げを手がける。ナスダック・ジャパンでは日米印3カ国オフショア開発を担当、新興市場創出の調整役として証券業界を奔走。2002年シンプレクス・コンサルティングでセールス担当、FXシステムを多数導入。2010年6月より現職。金融サービス&ITソリューション総合情報プロバイダーとしてポータルサイトを運営。


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