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(VOL.943)武者 陵司 氏を招いて秋季経済講演会を開催「2015年経済・投資展望 株&ゴールド」時代をどう見る?投資チャンスは?URL
ウェブ管理者2014/11/05 10:43:59

 2014年10月25日(土)、商品先物取引、金地金の売買・金地金リース等のサービスを提供するセントラル商事は、東京・大手町にある日経ホール&カンファレンスルームで、個人投資家向けの経済講演会「2015年経済・投資展望 株&ゴールド」を開催した。 

 同社は、商品市況の動向の他、為替や経済などをテーマとした特別講演会を四半期毎に開催しており、今回の秋季講演会では、第1部の講師には、日本屈指の株式ストラテジストである武者リサーチ代表 武者 陵司 氏が登壇。第2部では貴金属のスペシャリストとして著名なスタンダードバンクPlc東京支店長 池水 雄一 氏が登壇し、ゴールド・プラチナの相場展望を披露した。

 セミナー会場がある大手町の日経ビルは皇居のすぐ側。当日は快晴に恵まれたこともあり、皇居の外周路を走るランナーの姿も多く見かけられるなか、セミナーの来場者も次々と会場を訪れる。

 国内随一のリサーチ力を誇る著名な株式ストラテジスト武者 陵司 氏が登壇するとあって、順調に受講者が集まってくる。開演時間も近づき、まもなく講演がスタートする。

 開演時間を迎えて講演がスタート。本日のMCはお馴染のフリーアナウンサー 大橋 ひろこさん。レギュラー番組であるラジオ日経のマーケット・トレンドでキャスターを務めるなど、個人投資家にもファンが多い。講師として紹介された 武者 陵司 氏が登場すると講演への期待感から会場は万雷の拍手に包まれる。

 世界の地政学的リスクが高まる中、米国の金融引締めの動向、国内では消費税増税の影響など様々な問題を抱える2015年に向けて、日本の投資家は何をポイントに、どう行動するべきかを解説する武者 氏。

 その分析の特徴は、論理性と独自性の追求。論理一貫、歴史的・国際的視野をモットーとする氏はグローバルかつ長期的・歴史的経済事実データに基づき、最も説得力のある仮説の構築に全力を挙げて、その分析結果を個人投資家にも分かり易い言葉で伝えていく。

 膨大な国内外の経済指標などのデータ分析から得た客観的事実を基に、経済や株式市場を分析。後半は講演にも熱が入り、主観的な予想や期待などによらない分析結果をホワイトボードを使って説明する。15~20年後のNYダウ10万ドル説など、その大胆な仮説と分析力には来場者も興味津津の様子で、再び大きな拍手を浴びて第1部講演を終了した。

 講演の合間に行われた同社シニアストラテジスト 後藤 道義 氏による自社のサービス紹介では、コンサルティング取引を軸にサービスを展開する同社の、商品先物取引、投資スクール、出張勉強会、コラムコーナーなどが紹介された。

 そして第2部は貴金属のスペシャリストとして名高い 池水 雄一 氏が登場し、著名ディーラーとしての豊富な経験と数々のデータに基づいた分析と相場展望を披露した。ゴールドマーケットに与える影響の大きさから、日本の商社の枠に収まりきらなかった伝説のディーラーである池水氏はセントラル商事の講演会ではお馴染みだが、今後の金価格については引続き早期の大幅上昇は期待薄も、下値も世界の産金コストとされる1オンス当り1,200ドル付近でトリプルボトムを形成している可能性を指摘した。特に大きく値を下げたプラチナ相場については、明らかに割安であるとの認識を示した。

 講演が終了後の質疑応答では、数名の来場者から今後の展望に関する質問があり、池水氏がそれぞれに対して丁寧に回答を行った。最後に第1部講演のゲスト講師、武者氏の書籍プレゼントを行い、無事セミナーは終了した。

 次回の講演会は「新春経済講演会2015」と題して、2015年1月31日(土)に同会場で行われる予定で、第1部のゲスト講師としてエコノミストとして名高いスリーネーションズリサーチ代表取締役社長 植草 一秀 氏が登壇する。

 また、セントラル商事の経済コラムコーナー「セントラルマーケットコラム~経済金融・コモディティ~」では、ゲスト講師を務める植草 一秀 氏の『経済金融インサイトをはじめ』、池水 雄一 氏の基礎知識編「ゴールド・プラチナ投資AtoZ」、同社人気講師が商品マーケットの展望や売買戦略を解説する『ストラテジストの目』、商品相場伝説の相場師が語る『100億の男』(2007年6月~8月収録)を掲載中だ。

◎詳しくはこちら
http://goodway.co.jp/fip/htdocs/jopm4qbe2-3636/#_3636



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【コラム筆者】 
藤野 宙志(ふじの ひろし) 株式会社グッドウェイ代表取締役社長

日刊コラム1995年慶應義塾大学理工学部卒業後、キヤノンマーケティングジャパンでシステム開発に4年間従事。
1999年SBI 証券で業界初の日米間オンライン証券取引システムの立上げを手がける。ナスダック・ジャパンでは日米印3カ国オフショア開発を担当、新興市場創出の調整役として証券業界を奔走。2002年シンプレクス・コンサルティングでセールス担当、FXシステムを多数導入。2010年6月より現職。金融サービス&ITソリューション総合情報プロバイダーとしてポータルサイトを運営。


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