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(VOL.88)今が攻め時、取引所取引の統計データより
サイト管理者2010/12/02 10:09:45


<今が攻め時、取引所取引の統計データより>


2010年12月1日、各社より2010年11月実績の取引所FXの統計データが発表された。


大和証券は、2010年11月の取引所FX(くりっく365)「ダイワ365FX」の月間取引数が約230万枚、取引シェアは約21%となり、3ヶ月連続で20%超えとなり、合わせて『取引手数料 “0円”キャンペーン』、『はじめて割引!』、『みんな割引!』を2月末まで延長すると発表した。


過去には、岡三オンライン証券、サイバーエージェントFX、クリック証券が単月の新規口座開設数、取引数、シェアなど公表しており、今後新たなサービスやキャンペーンの取組み、統計データなどが発表されることを期待したい。

東京金融取引所は、くりっく365の月間取引数量は 10,896,231 枚(前月比 22.7% 増、前年同月比 46.0% 増 )、1日平均では 495,283 枚となり、2010年1月からの累計取引数量は100,309,798枚と、初めて1億枚を超えたと発表した。


また、11月22日より開始されたくりっく株365(取引所株価指数証拠金取引)の月間取引数量は 10,210 枚、1日平均では 1,684 枚/日、これはくりっく365と比べて参加業者数、取扱商品数に違いもあり単純比較は出来ないが、参考までにくりっく365の開始当初の1日平均取引数量は2005年7月(351枚/日)、2005年8月(1,312枚/日)、9月(4,509枚/日)だったことを見ると、始まったばかりでもあり、まだまだこれからといえる。


一方、大阪証券取引所は、大証FXの取引高が79万654枚(単位)と,月次ベースで初めて70万枚(単位)台に乗せ過去最高を記録したと発表した。


大証FXについては、2010年11月26日、松井証券は12月1日より大証FXを対象に大口取引を行う顧客向けに割安な手数料となる「お得意様優待サービス」を導入すると発表しており、


まさに今、年末調整の時期になって税制面の違いを意識する個人投資家も多くいることから、申告分離課税で一律20%となる取引所取引の優位性をPRするには絶好の機会でもあり、関係者全体で積極的なプロモーション活動に取組み、2011年に向け更なる市場の開拓と拡大を期待したい。


-以上-


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【コラム筆者】 
藤野 宙志(ふじの ひろし) 株式会社グッドウェイ代表取締役社長

日刊コラム1995年慶應義塾大学理工学部卒業後、キヤノンマーケティングジャパンでシステム開発に4年間従事。
1999年SBI 証券で業界初の日米間オンライン証券取引システムの立上げを手がける。ナスダック・ジャパンでは日米印3カ国オフショア開発を担当、新興市場創出の調整役として証券業界を奔走。2002年シンプレクス・コンサルティングでセールス担当、FXシステムを多数導入。2010年6月より現職。金融サービス&ITソリューション総合情報プロバイダーとしてポータルサイトを運営。


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