<リスク管理の新潮流、GMS出展企業クローズアップインタビュー>
◎2012年7月23日(月)更新
2012年7月12日(木)~13日(金)、金融市場国際フォーラム「GMS2012」&金融IT展示会が開催された。先のリーマン危機においてカウンターパーティリスク(デリバティブ取引の取引先が倒産することにより生じる損失)が顕在化した結果、リスク管理の新潮流としてCVA(Credit Valuation Adjustments)による時価評価調整の手法に注目が集まっており、日本の金融機関においても先進的なカウンターパーティリスク管理に向けた業務構築、システム導入の検討が広がっている。今回、グッドウェイは当フォーラムに初出展したシンプレクス・コンサルティングのブースを訪ね、出展の背景と狙い、そして出展の手応えについて小島 崇 氏(キャピタルマーケット・ソリューショングループ アソシエイト・プリンシパル)にインタビューを行った。
2012年7月4日、サンガードは、シャングリ・ラ ホテル 東京において「カウンターパーティー信用リスク管理のベストプラクティスとサンガードソリューション」を開催、信用リスク部門のプロダクト・マネージャーであるJean-Marc Schwobより、CCRM(カウンターパーティー・クレジットリスク管理)のベストプラクティスについて講演、最後に質疑応答が行われた。セミナー終了後は隣接する別ルームでカクテルレセプションが催され、シャングリ・ラならではの都心の眺望と料理と共に来場者同士が今後の取組みについてさまざま意見交換する様子が印象に残った。
いま金融機関は、デリバティブを取り巻く時代が要求する新たな規制の動向に対応すべく、ビジネスモデル、基盤コスト、競争優位性の再構築を迫られている。今回のGMS2012の出展企業の中には、こうした課題の解決に向けて個別のプロジェクトで協業しているケースも数多くあるという。CVAをはじめとするカウンターパーティーリスクの低減、リスク管理機能の強化、そして透明性の向上を目指す金融機関とベンダー各社が発信する最新事情やベストプラクティスに注目していきたい。
◎GMS2012出展企業クローズアップインタビュー
『シンプレクス・コンサルティング』
http://goodway.co.jp/fip/htdocs/pr/20120713
◎リッキーマーケットソリューション
金融市場国際フォーラム「GMS 2012」取材レポート!
http://goodway.co.jp/fip/htdocs/pr/20120712_1
◎サンガード 写真レポート!
『カウンターパーティー信用リスク管理(CCRM)セミナー』
http://goodway.co.jp/fip/htdocs/pr/20120704
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