<コンテンツ連携、おまとめ&レコメンデーション型へのシフト>
◎2012年3月29日(木)更新
2012年3月28日、みずほ銀行は、個人顧客向けにスマートフォン専用の新サービス 『みずほ銀行アプリ for Android』 を開始したと発表した。
これにより、様々なスマホ向けサービス(ホームページ、みずほダイレクト、ATM・店舗検索、為替相場情報、投資信託ランキング、手数料、モバイルSuica、カードローン、おうちのおかね、ダイレクト体験版、CM動画、 Facebook、宝くじ、キャンペーン一覧など)に簡単にアクセスできるようになると共に、アイコン並び替えや新着お知らせ(新商品、新サービス、キャンペーン等の情報)などの追加により利便性を高めた。今後、iPhoneにも対応するなどスマホ分野へ積極的に取り組んでいくという。
2012年3月28日、NTTデータは、放送局などのメディア事業者向けに、スマートフォン・タブレット端末を用いてテレビ放送とインターネットのコンテンツの連動を可能にする「ダブルスクリーンサービス」を2012年度上半期より提供を開始すると発表した。
NTTコミュニケーション科学基礎研究所が開発したFingerprint技術により、音声・映像そのものを検索データとして用い、キーワードなどを打ち込むことなくインターネットで関連情報を検索。これにより、端末のアプリを通してテレビ番組を撮影や録音した瞬時にデータを照合して番組を特定、その番組の関連情報やWebサイト・SNSのリンクなどをスマートフォン上に表示することができるようになるという。
スマートフォンの登場により、コンテンツの取得と視聴スタイルは大きく変化している。金融の分野においても、地デジやケーブルテレビで提供されてきた金融マーケット番組の他、インターネット上におけるYouTubeなどを通じて提供が広がっているオンラインセミナーや動画マニュアルといったコンテンツ等、これまで利用者自身で時間帯・チャネル・番組を選択・検索・取得してきた流れから、自動的に関連リンクを紐付けて表示する「おまとめ&レコメンデーション型のサービス」に対するニーズが高まり、シフトしていく流れが加速しそうだ。終わり無き使い勝手の追求と技術革新の融合と発想による新しいサービススタイルの登場に期待したい。
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