金融&IT業界の情報サイト
 
 
 

(VOL.135)信頼の証明、ネット取引システム障害件数の公表URL
サイト管理者2011/02/14 07:04:54


<信頼の証明、ネット取引システム障害件数の公表>


2011年2月10日、日本証券業協会はインターネット取引に係るシステム障害件数を公表した。


これは、会員証券会社における顧客資産の保護及び金融商品取引の継続性・安全性を確保する観点から、当該趣旨に賛同し参加を希望した以下の会員証券会社のインターネット取引に係るシステム障害件数を月次で集計し公表しているもので、平成19年9月分から掲載されている。
http://www.jsda.or.jp/html/toukei/inter/index.html


公表している会員証券会社(16社)
(松井証券、マネックス証券、カブドットコム証券、内藤証券、楽天証券、ユナイテッドワールド証券、クリック証券、岩井証券、エイチ・エス証券、SBI証券、みずほ証券、丸三証券、野村証券、みずほインベスターズ証券、大和証券、日興コーディアル証券)


なお、システム障害として捉えている項目の詳細は以下の①~④の4区分(ただし、②売買発注不能についてはさらに4区分)となっている。
①ログイン不能
②売買発注不能(1.新規発注不能、2.前日取引未反映による、3.訂正・取消し不能による、4.約定結果・残高誤表示による)
③執行遅延(受託し注文の執行までに5分を超えた遅れが生じ、一定基準(※)に影響)
④通知遅延(注文の執行状況の通知に5分以上の遅れが生じ、一定基準(※)に影響)
※顧客口座数の0.5%以上又は100件以上の口座に影響を与えた場合


本日2011年2月14日は、いよいよ大阪証券取引所新デリバティブシステム(J-GATE)導入初日。


トレイダーズ証券は、日経225 先物・オプション取引の取引時間が拡大(お昼休みの撤廃)を記念し、本日より午前11時~午後12時30分の間における新規注文が同日同時間内に約定した場合の手数料を全額キャッシュバック、


カブドットコム証券は、同じデリバティブにあやかり本日よりkabuステーションTOPIX先物手数料半額キャンペーンを実施するという。


証券業界のビッグイベントとなるJ-GATEシステム対応による出来高の活性化のみならず、投資家が信頼し安心して取引できる基盤を支えるシステム障害の発生状況とその対応の行方にも注目していきたい。


-以上-


コラム一覧

最新ニュースヘッドライン

投資家や金融業界に向けてイベント、サービス情報など配信中!



【コラム筆者】 
藤野 宙志(ふじの ひろし) 株式会社グッドウェイ代表取締役社長

日刊コラム1995年慶應義塾大学理工学部卒業後、キヤノンマーケティングジャパンでシステム開発に4年間従事。
1999年SBI 証券で業界初の日米間オンライン証券取引システムの立上げを手がける。ナスダック・ジャパンでは日米印3カ国オフショア開発を担当、新興市場創出の調整役として証券業界を奔走。2002年シンプレクス・コンサルティングでセールス担当、FXシステムを多数導入。2010年6月より現職。金融サービス&ITソリューション総合情報プロバイダーとしてポータルサイトを運営。


注)当コラムに掲載された情報の正確性・完全性については最善を尽くしておりますがその内容を保証するものではありません。
 当コラムは、特定の商品、企業への投資を推奨するものではありません。当コラムの情報を元に投資をし、損害が生じたとしても、執筆者及び執筆者の属する団体は一切の責任を負いません。
 その他、当コラムを利用したことに起因又は関連して生じた一切の損害(直接的であると間接的であるとを問わない)について、執筆者及び執筆者の属する団体は一切の責任を負いません。

 

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.