2015年10月6日(火)~7日(水)、野村総合研究所(NRI)は、幕張メッセで開催された「CEATEC JAPAN 2015」において「NRIハッカソン@CEATEC JAPAN 2015 ~ Money x IoT ~ Hack for Money | IoTの力で、お金とのつき合い方を変えてみよう!」を開催した。
ハッカソンとは、ハック(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた造語。限られた時間内でソフトウェアを作り、技術とアイデアを競い合う。最優秀チームは、2016年1月にラスベガスで開催される「International CES 2016」において成果が展示されるという。
初日の10月6日(火)は、「CEATEC JAPAN 2015」の開催前日。会場ブースの設営準備が進む中、チームメンバーと技術提供する企業の担当者が集まり本選プログラムの流れについてイントロダクションが行われた。また、それぞれのチームから提案概要が紹介された。
オープンステージでは、「CEATEC JAPAN 2015」開催発表記者会見が行われ、主催者挨拶として、水嶋 繁光氏(CEATEC JAPAN 実施協議会 会長)のほか、経済産業省、総務省など省庁連携の担当者より挨拶、開催テーマとして「NEXT - 夢を力に、未来への挑戦」を掲げた今回のイベント概要や見どころなど取材要領について説明が行われた。
表彰後、審査員の総評として、野村證券 経営役 吉村氏が登壇。同氏が1987年の野村證券入社当時は、 Money Makes Money だったが、今は IT Makes Money を確信しているとし、野村證券は中手企業の塊のような会社なのでぜひアイデアを持ち込んで欲しいとした。
最期に、野村総合研究所 常務執行役員 綿引氏より閉会挨拶。同氏自身も前回のアイデアソンに参加した経験を踏まえ、新しいものを考えて実際に作って動かすことはとても大変なことだとし、今回の取組みに参加したチームメンバーに敬意を込めてお礼の言葉を述べた。そして、続く、ラスベガスで開催される「International CES 2016」での展示スペースでは、日本のイノベーション力と底力を是非アメリカでも示して欲しいとの期待を示し、今回の「NRIハッカソン」を締め括った。