SESSION 3 パネルディスカッション「2025年、決済進化形」では、パネリストに、PayPal Asia SVP Rohan Mahadevan氏、MasterCard SVP シェアードプラットフォームサービス&エマージングペイメンツ James Anderson氏、楽天 スマートペイ事業事業長 小林 重信氏の3氏を迎え、ロイター通信 日本編集局長 Kevin Krolicki氏がモデレーターを務め、それぞれが提供しているサービスとその立場から、スマートフォンやApple Payの登場など大きく変化する決済を取り巻く環境に対する現状認識と10年後の姿に向けた取組みなど、決済の進化による新しい文化や経済活動の未来像を語った。
SESSION 4 パネルディスカッション「FinTech最前線」では、パネリストに、Highland Capital Partners パートナー Peter Bell氏、Currency Cloud CEO Michael Laven氏、Betterment 共同創業者 兼 COO Eli Broverman氏、Matchi.biz CEO David Milligan氏の4氏を迎え、CNBC戦略的コンテンツ&ニュースパートナーシップグループ責任者 「Disruptor 50」企画・制作責任者 Steve Lewis氏がモデレーターを務め、それぞれが関わっているFinTech領域での立場から、ベンチャーキャピタリストとスタートアップ企業のマッチングや投資・支援活動の事例、Currency CloudやBettermentの事業展開など、FinTechベンチャーを取り巻くトレンドと今後の見通しについて語った。
SESSION 5 パネルディスカッション「総括セッション 技術革新が生む新たなる金融サービス像」では、楽天 代表取締役会長 兼 社長 三木谷 浩史氏、 PayPal 共同創業者 Peter Thiel氏による対談、関口氏がモデレーターを務めた。 Peter Thiel氏は、PayPal創業経緯を振り返りると共に、金融とITが結びつくFinTechの流れは自然な展開だとしつつも、単なる既存の仕組みの延長上の競争ではなく、まだ他人が注目していない課題解決につながる新しいビジネスを創造していくことが重要だとした。また、三木谷氏は、FeliCa(フェリカ)がグローバルスタンダードになれなかったことを例に挙げ日本のガラパゴス問題を指摘、日本固有の規制とならないよう世界標準を意識し、イノベーションの連鎖を起こしていくと共に、デジタル通貨や参入障壁が高く価値の高いポテンシャルのある金融テクノロジーへの挑戦に向けた意欲を示した。