<注目の通貨や株価指数の情勢、”動機”の糸口を提供>
◎2011年8月16日(火)
2011年8月15日、FXCMジャパン証券は、2011年8月29日よりFXの新たな取扱銘柄として「ダウ・ジョーンズ FXCM 米ドルインデックス (表示名:USDOLLAR)」の提供を開始すると発表した。
この新しい商品は、ダウ工業平均株価指数(NYダウ)で世界的に有名なダウ・ジョーンズ社とFXCM が共同で提供する商品で、対ドルの主要4通貨ペア(EUR/USD、GBP/USD、JPY/USD、AUD/USD)を均等に組み入れ、米ドルの値動きに連動するシンプルで分かりやすいインデックスとしている。
これにより、個別通貨ペアに特有のカントリーリスクが分散され、世界の基軸通貨である米ドルの騰落に対してより純粋な形で投資することが可能となり、中長期投資のポートフォリオへの組み込みや、ドル資産のリスク管理への活用が期待できるという。
2011年8月15日、IGマーケッツ証券は、2011年8月15日より株価指数CFDのスプレッドを大幅に縮小したと発表した。
これにより、ウォール街株価指数、ウォール街株価指数(円建て)のスプレッドを4⇒2へ、英国FTSE100株価指数、英国FTSE100株価指数(円建て)、ドイツ30種株価指数、ドイツ30種株価指数(円建て)、オーストラリア200種株価指数のスプレッドは2⇒1と、それぞれ半分の水準となった。
世界的な株式市場のボラティリティが急上昇している中、スプレッドを縮小することで投資家が市場に参加しやすくなるようにするという。
2011年8月12日、サクソバンクFX証券は、今般の欧州証券市場監督局(ESMA)によるイタリア、フランス、スペイン、ベルギーの金融関連銘柄の空売り規制の実施を受け、当該規制に該当する銘柄の空売りを禁止すると発表した。
当該規制は2011年8月12日から有効となり、15日間継続される予定という。
米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が米国債の格付けを最上位の「AAA(トリプルA)」から「AA+(ダブルAプラス)」へ1段階引き下げると発表するなど世界的な金融情勢の動きを背景に、投資家に限らず広く一般層からも通貨や株価指数の値動きに注目が集まっている。
これを機に、取引をはじめるきっかけとなる”動機”の糸口をどのように掴んでもらうか、各社の今後の取組みに注目していきたい。
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