<投資家の育成と自立支援、求む総合的なプロデュース>
◎2011年10月25日(火)更新
2011年10月24日、カブドットコム証券は、2011年11月2日(水)夕刻(予定)から、東京金融取引所の取引所CFD「株365」を、業界最低手数料149円/枚(税込)で取扱いを開始すると発表した。
取引対応チャネルは、パソコンweb、モバイル(iモード、Yahoo!ケータイ、EZweb)、スマートフォン(iPhone/Android)に対応、さらに専用の高機能トレーディングツール「365CFDナビゲーター(TM)」やニュース(トムソン・ロイター、フィスコ)を無料で提供するなど、取扱い開始当初から多様なチャネル、ツール、投資情報といった品揃えでのぞむ。
なお、取引所CFD(株365)の口座開設の受付は10月29日(土)(予定)より開始し、それを記念して片道約定10枚までの手数料全額キャッシュバック、11枚以降は手数料半額(74円、税込)とするキャンペーンを12月30日(金)まで実施するという。
なお、カブドットコム証券は、2011年7月4日よりインターネットイニシアティブ(IIJ)が提供するASP型FXシステム「IIJ Raptor(ラプター)サービス」を採用し、既に取引所FX(くりっく365)を独自システムにより提供している。
2011年10月21日、東京金融取引所は、キーポート・ソリューションズの協力を得て、インターネット上で「株365」の疑似体験ができる「株365シミュレーター」を公開すると発表した。
これにより、仮想の投資資金を元手に仮想市場で「株365」の売買を行い、実際に「株365」に上場している銘柄の値動きを元に取引の開始から決済までの一連の流れや配当相当額・金利相当額等の受払いが体験できるという。
2011年9月22日、KOYO証券は、取引所株価指数証拠金取引「株365」の取引資格取得申請の承認を得て取引資格および清算資格を取得し、2011年9月26日より取扱いを開始すると発表した。
また、フラクタルシステムズは、これまで17社に導入してきたFXトレーディングシステムの第三世代にあたる「U-FOREX1」をベースに、「株365」への対応システムを現在1社で導入準備を進めているという。
2010年11月22日に始まった取引所CFD、もうすぐ1年を迎える「株365」の取扱い企業と取引システムや投資情報・シミュレーションツールを提供するシステム会社が増えている。
新たな商品取引のインフラとなる取引基盤の整備に伴い、投資家にとって自分に合った投資戦略とスタイルを確立していく上で、最適な「マルチアセット」×「マルチチャネル」×「取扱金融機関」といった投資に関わるマイプラットフォームとして、自分に合ったライフスタイルと利便性そして経済的なメリットの全てを最適化できる組合せを見つけ出すのは容易なことではない。
今後の個人投資家の投資資金の行く先をどのように導いていけるか、投資家の育成と自立支援に向けたアドバイザーかつプロバイダーとして金融機関とシステム会社のその総合的なプロデュース力が求められている。
(ご参考)
「株365シミュレーター」はこちら
http://www.click365.jp/cfd/retail/simulator/
(VOL.244)『くりっくフェア2011 SUMMER』東京会場開催、裾野広がる来場者
http://goodway.co.jp/fip/htdocs/bbobifgk7-74/#_74
『くりっくフェア2011 SUMMER』(東京会場開催レポート)
http://goodway.co.jp/fip/htdocs/fair/20110723
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