<リニューアル、iPadアプリ、スマホデモ版、提案と挑戦>
◎2012年2月28日(火)更新
2012年2月27日、野村證券は、ノムラFX(店頭FX)を全面的にリニューアルしたと発表した。
ノムラFXは、2011年10月3日に野村證券の非対面取引サービスとしてスタートした「野村ネット&コール」で提供されている店頭FX取引サービス。今回のリニューアルでは、主に投資家の声を反映し、ユーロ/米ドルなど非対円通貨ペアを追加、1,000通貨単位化による取引単位小口化、0.1銭刻みとなるレート呼値の細分化、トレール注文・ストップリミット注文、その他に将来の予測チャートを描画する売買シグナルチャートなど新たな取引ツール群を追加したという。
2012年2月27日、外為どっとコムは、「iPad」向け取引アプリケーションソフト「外貨ネクスト for iPad」の無料ダウンロード提供を同日より開始したと発表した。
既に提供しているスマートフォン(iPhone、Android)対応アプリの特長を受け継ぎつつ、iPadの大画面に最適化したという。
2012年2月27日、サイバーエージェントFXは、iPhone端末に対応したFXトレードツールアプリ「iPhone Cymo(サイモ)」とほぼ本番さながらの体験が出来るデモ版アプリ「iPhone Cymo VT(バーチャルトレード)」を2012 年2月27日(月)にリリースすると発表した。
背景には、既に2011年11月よりデモ版アプリの提供を開始した「Android Cymo デモ版」に加え、「iPhone Cymo」へのデモ版アプリの要望も多くあり、リリースを決定したという。
投資のきっかけとなる魅力と話題性、投資家にとってより利便な取引環境の提供とロイヤリティを獲得すべく、取引サービスの機能アップと運営コストの改善という両側面の追求を求められる金融機関の取組みは簡単なものとは言えない。関係者が総力をあげて狙いを定め取組んだリニューアルを通じたサービス仕様の拡充とその価値を、FXに限らず総合的なリテール向け金融商品を取引する個人投資家に広く届けたいものである。
先進的なタブレット対応アプリの登場、裾野拡大に向けたスマートフォンアプリのデモ版バーチャルトレードの登場、技術と環境の変化に適合しながらも、投資家に向けたプレゼンテーションの取組みに終わりは無い。
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