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(VOL.278)外貨預金ラインアップ広がる、新興国通貨の登場
ウェブ管理者2011/09/09 13:16:10

<外貨預金ラインアップ広がる、新興国通貨の登場>
◎2011年9月9日(金)更新


2011年9月8日、じぶん銀行は、2011年10月11日(火)(予定)より、邦銀として初めて個人向けにインターネットを通じた中国人民元の外貨預金を取扱いを開始すると発表した。
口座開設から取引まですべてケータイ、スマートフォン、パソコンで手続きが可能で、中国元の普通預金および定期預金(1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月・1年)を用意、取扱時間は平日10:30~16:30(日本および香港の祝休日を除く)、預入れ(円→中国人民元)、払戻し(中国人民元→円)時の為替手数料は1中国元あたり片道40銭となるという。


2011年5月16日、ソニー銀行は、5月16日(月)より、外貨預金の取り扱い通貨に、邦銀として初めて「ブラジルレアル」の取扱いを開始すると発表した。
これにより、ソニー銀行の外貨預金は米ドル・ユーロ・英ポンド・豪ドル・NZドル・カナダドル・スイスフラン・香港ドル・ブラジルレアルの9 通貨となり、対円および対米ドルでの取引が可能で、かつ指値による取引も可能、為替コストは対円の場合1ブラジルレアルにつき100 銭(1円)となるという。


東京金融取引所も、2011年8月1日より取引所為替証拠金取引(くりっく365)における新たな通貨ペア(中国人民元/円、韓国ウォン/円、インドルピー/円)を上場している。


ビジネスの相手先として、市場として、また生産拠点として海外での活動が広がり身近なものとなっている中、金利水準の高さや経済成長を背景とした新興国通貨をラインアップに加える動きが加速している。外貨預金は預金保険の対象では無く元本割れが生じるリスクについても注意が必要となるが、グローバル分散投資を行って行く上で人生の将来設計とのバランスを考えながらうまく活用していく手段が広がっていることを歓迎したい。


-以上-


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【コラム筆者】 
藤野 宙志(ふじの ひろし) 株式会社グッドウェイ代表取締役社長

日刊コラム1995年慶應義塾大学理工学部卒業後、キヤノンマーケティングジャパンでシステム開発に4年間従事。
1999年SBI 証券で業界初の日米間オンライン証券取引システムの立上げを手がける。ナスダック・ジャパンでは日米印3カ国オフショア開発を担当、新興市場創出の調整役として証券業界を奔走。2002年シンプレクス・コンサルティングでセールス担当、FXシステムを多数導入。2010年6月より現職。金融サービス&ITソリューション総合情報プロバイダーとしてポータルサイトを運営。


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