金融&IT業界の情報サイト
 
 
 

(VOL.942)Square、じぶん銀行、アマゾン、デジタル金融サービスへの取り組み、「セレント イノベーションフォーラム」開催!URL
サイト管理者2014/11/03 17:08:33

 2014年10月17日(金)、金融業界専門のリサーチ&アドバイザリー・ファームであるセレント(CELENT) は、帝国ホテル 桜の間において、バンキングとペイメントに重点を置いて、イノベーションについて議論する「セレント イノベーションフォーラム デジタル金融サービスへの取り組み」を開催した。

 冒頭に、セレント アカウントマネージャー 福盛 雄也 氏による開会挨拶。日頃よりビックデータ、アナリティクス、ソーシャル、モバイル、IoT、クラウド、デジタル、オムニチャネルなど金融テクノロジーを幅広く考察しており、セミナーを通じて参加者とイノベーションへの取り組みを探りたいとした。

 続いて、セレント バンキング・グループ シニア・バイス・プレジデント ダニエル ラティモア 氏による基調講演「世界のバンキングのイノベーション最新動向」ではデジタル&オムニチャネル、エマージングテクノロジーの活用例としてビットコインやペイメントにおけるエコシステム(チャネル・エコシステム・アーキテクチャ等の分野)を紹介、セレント アジア シニア・バイス・プレジデント ニール カタコフ 氏による逐次通訳で解説された。

 また、セレント アジア金融サービス シニア・アナリスト 柳川 英一郎 氏による基調講演「日本の金融業界におけるデジタル&オムニチャネルバンキングの取り組み」では、日本の主要決済手段の概観に触れ、代表的な電子マネーやおサイフケータイの登場などとともに、多様化する決済手段が今後のイノベーションとしてどのように活用されているかについて解説。リテールペイメント市場における最新動向を披露した。

 基調講演後、続くパネルディスカッションに先立ちネットワーキングブレイク(30分間)。コーヒーや焼菓子が振舞われる中、参加者同士で情報交換。

 パネルディスカッション「デジタルバンキング/ペイメントサービスの課題と今後のあるべき姿」では、Square 日本法人代表 水野 博商 氏、じぶん銀行 商品開発部 部長 榊原 一弥 氏、アマゾン データ サービス ジャパン 技術本部エンタープライズソリューション部 部長/ソリューションアーキテクト 片山 暁雄 氏がパネリストとして登壇、セレント 柳川 氏がモデレーターを務めた。

 パネルのラウンド1では、各社サービスの特徴について紹介した後にパネリスト同士で質問を行い、新サービス提供にあたりお客様の不安を取り除く方法、クラウドサービスを提案する際によく受ける懸念点、最も注力している優先事項、これからイノベーションが起きそうなエリアやフォーカスしていること、法令対応やビジネスモデルの検証、セキュリティの強化とビッグデータの活用などについてそれぞれの見解が示された。

 また、ラウンド2では、イノベーションにおける創意工夫や成長のドライバーなど成功要因について問われると、イノベーションの最大の敵は実は会社の中の自分達自身にあり、パッションを持ち続けられるかどうか、リーダーシップがあるかどうか、利用者の利益のためにルールを変えていく想いを持って立ち向かっていけるかどうか、などといった意見が披露された。そして、失敗のコストを減らすためのクラウド活用、全体最適に資するストックビジネスとしてのポジショニング、Make Commerce Easy、といったそれぞれの存在意義についてメッセージと共に伝えられた。

◎詳しくは取材レポートをどうぞ


コラム一覧

最新ニュースヘッドライン

投資家や金融業界に向けてイベント、サービス情報など配信中!



【コラム筆者】 
藤野 宙志(ふじの ひろし) 株式会社グッドウェイ代表取締役社長

日刊コラム1995年慶應義塾大学理工学部卒業後、キヤノンマーケティングジャパンでシステム開発に4年間従事。
1999年SBI 証券で業界初の日米間オンライン証券取引システムの立上げを手がける。ナスダック・ジャパンでは日米印3カ国オフショア開発を担当、新興市場創出の調整役として証券業界を奔走。2002年シンプレクス・コンサルティングでセールス担当、FXシステムを多数導入。2010年6月より現職。金融サービス&ITソリューション総合情報プロバイダーとしてポータルサイトを運営。


注)当コラムに掲載された情報の正確性・完全性については最善を尽くしておりますがその内容を保証するものではありません。
 当コラムは、特定の商品、企業への投資を推奨するものではありません。当コラムの情報を元に投資をし、損害が生じたとしても、執筆者及び執筆者の属する団体は一切の責任を負いません。
 その他、当コラムを利用したことに起因又は関連して生じた一切の損害(直接的であると間接的であるとを問わない)について、執筆者及び執筆者の属する団体は一切の責任を負いません。

 

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.