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(VOL.102)つぶやき開始、コミュニティー型トレーディングツールに期待!
サイト管理者2010/12/22 07:29:24


<つぶやき開始、コミュニティー型トレーディングツールの登場に期待!>


2010年12月20日、DMM.com証券は、チャート上に自分の投稿した発言が表示され、利用者全員のつぶやきや相場感を共有できるコミュニケーションサービス『つぶやきFX』をリリースしたと発表した。


通貨ペア別にチャート(5分、15分、30分、1時間、1日、1週間)とつぶやきを同時に見ることが出来るだけでなく、「みんなの予想」では利用者による15分後・1時間後・1日後のレート予測やこれまでの予想の的中率も表示される。


また、ニックネーム・画像の変更・Twitterアカウントと連動させることもできるため、『つぶやきFX』でつぶやいた内容が、Twitterにも投稿されるという。


経済指標の発表などイベントに反応しやすいFX取引において、参加者同士のコミュニケーションを一層リアル化し、タイムリーな一体感を実現するおもしろいサービスといえる。


一方、2010年12月16日、アイネット証券もアイネットFX取引システム「i-NET TRADER(デスクトップ版)」に新たな機能として”つぶやきchart”機能をリリースしたと発表している。こちらはまだチャート上にアイコンやコメントを残すとう機能にとどまっており、いまのところ個人(利用者自身)に閉じたつぶやきといった段階だが、プロモーションとして”つぶやき”をキーワードとしてサービス紹介している点では今後の新しい取り組みの可能性をうかがわせる。


近年、Twitter利用者は急速に増えており、1万を超えるフォロワー数を持つカブドットコム証券、大和証券、モーニングスターをはじめ、多くの金融機関やサービスプロバイダーにおける情報発信手段の一つとして活用されているケースが増えている。


今後、著名な専門家やカリスマトレーダーなど有力なインフルエンサーがつぶやき情報へ参加し、チャートはTick表示によりリアルタイム性が高まり、チャート上で直接発注ができるようになるなど実取引につながるコミュニティー型トレーディングツールが提供される日も、もうすぐのことだろう。


取引の活性化のきっかけ作りとしてのサービスの試行錯誤と創意工夫は、2011年以降もさらに加速していく。どんなイノベーションがおこるか、いまから楽しみである。


-以上-


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【コラム筆者】 
藤野 宙志(ふじの ひろし) 株式会社グッドウェイ代表取締役社長

日刊コラム1995年慶應義塾大学理工学部卒業後、キヤノンマーケティングジャパンでシステム開発に4年間従事。
1999年SBI 証券で業界初の日米間オンライン証券取引システムの立上げを手がける。ナスダック・ジャパンでは日米印3カ国オフショア開発を担当、新興市場創出の調整役として証券業界を奔走。2002年シンプレクス・コンサルティングでセールス担当、FXシステムを多数導入。2010年6月より現職。金融サービス&ITソリューション総合情報プロバイダーとしてポータルサイトを運営。


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