<目覚しい普及、休まることの無いスマートフォン対応>
2011年2月15日、松井証券は、本日2月17日(木)15時30分以降、iPhone/iPad向けトレーディングアプリ「株touch」に、大手ネット証券で初となる先物・オプション取引機能を追加すると共に、株式取引の機能も改善し、より利便性の高いアプリにバージョンアップすると発表した。
今回、新規に追加される先物・オプションメニューは4つ(OPボード、先物OP取引メニュー、先物OP注文照会、先物OPスピード注文)。
アプリならではの操作性と自動更新を実現した「OPボード」では日経225miniのマンスリー限月銘柄にも対応、あらかじめ注文条件を指定しておけば、自動更新される複数気配情報画面を見ながらタップするだけで発注できる「先物OPスピード注文」など、激しい値動きにも即座に発注・訂正・取消が可能になるという。
また、自動更新対応のTickチャートや1分足をはじめ、各種テクニカルチャートを用意、新たにより拡大された「チャート横」画面を追加すると共に、株価ボードの登録銘柄数をこれまでの140銘柄から400銘柄(20銘柄×20グループ)へと大幅に拡充した。
2011年2月16日、岡安商事は、iPhone及びスマートフォン端末は動作保障の範囲外としつつも、iPhoneやAndroid等のスマートフォンで為替ライフMobile(くりっく365取引)を利用する際、文字が小さく表示されるため、利用度の高まっているスマートフォンで快適に取引ができるよう対応をすすめ、完了するのに1ヶ月程度の期間が必要となるとしている。
2011年2月16日、ゴメス・コンサルティングは、企業のWebサイトの責任者及び開発・運用担当者を対象としてスマートフォンセミナー「スマートフォンのユーザビリティとサイトパフォーマンス」を、2011年3月2日(水)に開催すると発表した。
多くの企業サイトはスマートフォンに未対応、または部分的な対応に留まっており、新たなビジネスチャンスを活かすためには早急なスマートフォン対応が求められており、PC用Webサイトの高機能が原因となってサービスが正常に利用できないことや、サイトパフォーマンスが著しく劣化することがあり、その結果として、企業側にも思わぬ損害が生じるおそれがあり、リスク管理の点からもスマートフォン対応が必要な場合があるという。
その一方でスマートフォン対応には、OS・端末のライフサイクルと技術的な進化に即した適時の対応が必要となり、その特性に合わせたユーザインターフェースとサイトパフォーマンスの最適化も重要となるため、自社のサービスに適した対応を選択することが効率とコストの点で重要となり、セミナーではスマートフォンの現状と対応方法について、ユーザビリティとサイトパフォーマンスを中心に説明するという。
セミナー登録ページ http://www.gomez.co.jp/company/seminar/index.html
MM総研の2010年12月18日発表「スマートフォンの市場規模の推移・予測」によると、2010年度のスマートフォン出荷台数は前年度の約 2.9倍の675万台になる見通しで、2011年度には1,545万台、2015年度には2,410万台と拡大傾向が続くと予測されているという。
引き続き、各社のスマートフォン対応の取組みは休む間がない状況が続きそうだ。
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