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(VOL.263)注目の金相場とコメ先物の復活、CFDと商品先物の行方に注目
サイト管理者2011/08/19 05:34:38

<注目の金相場とコメ先物の復活、CFDと商品先物の行方に注目>
◎2011年8月19日(金)更新


2011年8月18日、マネーパートナーズは、2011年8月22日より 金/米ドル(Gold/USD)、銀/米ドル(Silver/USD)の2銘柄を対象とした店頭商品デリバティブ取引、サービス名称『 CFD-Metals 』の取扱を開始すると発表した。
『 CFD-Metals 』の特徴としては、ルールのほとんどがFXとほぼ同じで理解しやすい一方、レバレッジは約20倍とFXの25倍に比べると僅かに小さいが、ボラティリティー(価格変動性)は高く、USD/JPYとSilver/USDを比較した場合、約3倍になるという。


2011年8月8日、GMOクリック証券は、2011年7月のCFD取引高人気ランキングを発表した。
先物CFDの取引高ランキングは次の通りで、先月と比べ1位から4位までは変わらないが、5位、6位に欧州の株価指数連動銘柄が新たにランクイン。
5月30日にアジア・欧州の主要株価指数に連動する銘柄を追加したことにより先物CFD取引全体が活性化され取引高も前月比で1.3倍ほどに増加した一方、日本株式市場が停滞気味であったことから日本株CFD全体の取引高は前月比で1割ほど減少したという。


1位、2位、3位は、
日本225先物、原油先物、米国30先物

4位、5位、6位は、
金先物、ドイツ30先物、イギリス100先物


2011年7月7日、IGマーケッツ証券は、2011年6月のCFD取引額ランキングを発表した。
取引高ランキングは次の通りで、WTI原油先物は5ヵ月連続でトップとなり、4位から7位まで金や銀が並んだ。


1位、2位、3位は、
WTI原油先物、WTI原油先物(円建て)、ウォール街株価指数

4位、5位、6位、7位は、
スポット金(円建て)、スポット金、スポット銀、NY金先物


世界的な経済情勢の不安感の高まりから金の価格が上昇を続けている中、金と銀の相場の動きに対する注目は飛躍的に高まっており、今回の大手上場FX会社の新たなCFDサービスへの取り組みや、72年ぶりに復活を果たしたコメ先物などにより話題が続く商品先物市場を取り巻く業界全体の新しい取り組みを通じて、投資家へのさらなる浸透と利用拡大につながることを期待したい。


-以上-


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【コラム筆者】 
藤野 宙志(ふじの ひろし) 株式会社グッドウェイ代表取締役社長

日刊コラム1995年慶應義塾大学理工学部卒業後、キヤノンマーケティングジャパンでシステム開発に4年間従事。
1999年SBI 証券で業界初の日米間オンライン証券取引システムの立上げを手がける。ナスダック・ジャパンでは日米印3カ国オフショア開発を担当、新興市場創出の調整役として証券業界を奔走。2002年シンプレクス・コンサルティングでセールス担当、FXシステムを多数導入。2010年6月より現職。金融サービス&ITソリューション総合情報プロバイダーとしてポータルサイトを運営。


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