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(VOL.1108)パロアルトネットワークス、金融機関向けセミナー、「経営課題としてのセキュリティ~新設「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」と「米国金融機関先行事例」を学ぶ~」を東京アメリカンクラブにおいて開催!URL
ウェブ管理者2016/04/05 18:29:37

 2016年2月25日(木)、パロアルトネットワークスは東京アメリカンクラブにおいて、経営課題としてのセキュリティ~新設「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」を学ぶ~を開催した。

 昨今、サイバー攻撃や内部からの情報漏洩等企業を取り巻く困難な環境が常態化する中、年末には経済産業省が「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」を発表し、そこには、サイバー攻撃から企業を守る観点で、経営者が認識する必要のある「3原則」などがまとめられている。今回のセミナーは当ガイドラインの解説と技術的に準拠したシステム構築、先行する米国の導入事例を紹介、何をどこまで投資すれば安全なのか、また説明責任を果たせるのか?社内における戦略立案・策定に役立つ重要なポイントが紹介された。

 はじめに、同社 代表取締役会長兼社長 アリイ ヒロシ氏から来場者へ御礼と挨拶がなされた。「日本に向けられたサイバー攻撃が顕著になってきています。攻撃する側は低コスト化、自動化を図り、効率的に新しい技術を使って鋭い攻撃をしかけてきます。アメリカのメガバンクでは年間500億USドルをサイバーセキュリティに費やす中、日本の金融業界はどうするべきなのか、弊社は今日のような、情報共有と意見交換をできる場を設けて、企業の皆様をサポートしていきたいと考えています」と挨拶した。

 続けて、「米国金融機関先行事例」を学ぶ」と題して、Palo Alto Networks Inc 金融セキュリティアーキテクト ローレンス チン氏により、近年サイバーセキュリティに関して、同社が注目されている理由として、攻撃が多様化していることのほかに、自社ネットワーク内で集積したデータの活用、そしてそれを利用した顧客との関係構築のニーズが増えてきていることを挙げた。そして、同社の次世代セキュリティプラットフォームの解説がなされ、アメリカのメガバンクでの導入事例を含めて同社のサポートについて詳しく紹介した。

 休憩時間には、配布された資料を熱心に読む参加者や、スタッフや来場者同士で情報交換する姿が見られた。

 最後に「多層防御の現実とあるべき姿~脅威インテリジェンスとエンドポイントの活用~」と題して同社 技術本部長 乙部 幸一朗氏が講演を行った。サイバー脅威の現状と課題として、攻撃側のツールの低コスト化&進化、自動化が挙げられ、既存のネットワークセキュリティやアプローチでは対策が不十分のため、セキュリティの最後の砦として重要になってくるのはエンドポイントセキュリティであるとした。その中で重要なのは分析と予防と自動化であるとして、同社の次世代ファイアウォールについて解説が行われた。

 講演後、参加者からの質疑応答に対して解説が行われ、パロアルトネットワークスが主催する米国のサイバーセキュリティ関連施設の視察およびユーザ会の案内も行われた。情報交換会では参加者同士が活発に意見交換を行った。

 同社はサイバーセキュリティに関する製品の提供のほかにも、前述のアリイ氏の発言の通り今後もこのようなセミナーやイベントを定期的に開催して、同じ金融業界の担当者のネットワーキングや情報交換の場を作っていく予定だ。ご興味のある方はこちらを参考にされたい。

◎詳しくは取材レポートをどうぞ
http://goodway.co.jp/fip/htdocs/jomy5tumv-3636/

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【コラム筆者】 
藤野 宙志(ふじの ひろし) 株式会社グッドウェイ代表取締役社長

日刊コラム1995年慶應義塾大学理工学部卒業後、キヤノンマーケティングジャパンでシステム開発に4年間従事。
1999年SBI 証券で業界初の日米間オンライン証券取引システムの立上げを手がける。ナスダック・ジャパンでは日米印3カ国オフショア開発を担当、新興市場創出の調整役として証券業界を奔走。2002年シンプレクス・コンサルティングでセールス担当、FXシステムを多数導入。2010年6月より現職。金融サービス&ITソリューション総合情報プロバイダーとしてポータルサイトを運営。


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