<自動売買の活用、プラットフォームとストラテジー特性の理解>
◎2012年9月6日(水)更新
2012年9月5日、インヴァスト証券は、2012年8月のシストレ24月間レポートを発表した。
シストレ24で自動売買する際に選択するストラテジーという「売買プログラム」人気上位Top10のうち6割がプラスという結果になったという。レポートの中では、実際に取引されたストラテジーのランキング(選択比率)、期間損益、前月のランキングをもとに、専門家のレポートを読むことが出来る。(他のストラテジーの詳細や損益、ランキングについては「Myシストレ24」または取引画面で確認できる。)用意されているストラテジーは数多くあるが、それぞれ損益結果は相場環境やトレンドの変化により変動する為、ストラテジーの特性を掴み、複数を組み合わせたストレテジーポートフォリオを組むなど、一般の裁量取引とは違った視点でマーケットとストラテジー特性を情報分析し、自分なりに納得できる運用スタイルを確立したい。
2012年9月3日、日本ラッドは、FXアプリ搭載VPSサービス「K-1クラウド」をリリース、事業提携の第一弾としてアリーナ・エフエックスと提携し、システムトレード専用ツールK-1FX(K-1FX SIGNAL CARRIER)がインストールされたサーバーにリモートデスクトップ機能で接続して利用できるサービスの販売を開始すると発表した。
これにより、自宅やオフィスのPCの他、iPad、iPhone,Android端末などのモバイル機器からいつでもどこでもリモートデスクップでトレーディングすることが可能になる。なお、アリーナ・エフエックスが提供するK-1FX SIGNAL CARRIERは、韓国先物市場において導入実績50%以上のシェアを誇る韓国Winway社が提供するFXの世界市場向けに開発されたシステムトレード専用プラットフォーム。一般的なシステムトレードと異なりプロの投資家向けに開発されており高度な投資専門知識が必要となるため、利用申込時にはセミナー等の受講が必須という。
2012年9月3日、トレイダーズフィナンシャルは、トレイダーズ証券が提供するバイナリーオプション取引サービス「みんなのバイナリー」に対応した自動売買ソフト「バイナリーZ」(ザイナスアセットマネジメントの商品)を先着50名に限定で無料提供(1ヶ月無料お試し版)すると発表した。「みんなのバイナリー」の3通貨ペアに対応し、通貨ペアによって異なる値動きの特徴を捉えて売買サインを出すという。
2011年後半より、自動売買システムを取扱うFX企業が増えている。裾野拡大に向け、月間レポートなどを通じた実際の取引状況やストラテジー特性に対する理解促進に加え、投資家がストラテジーの組合せや運用方針を判断する為の基礎材料となるコンテンツ提供やセミナー開催を通じて業界の啓蒙により、技術基盤の進化と共に利用シーンが多様化する自動売買プラットフォームの特性を安心して最大限に活用できる環境が整っていくことに期待したい。
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