<資金管理の要へ、決済周辺業務サービスの創出に注目>
◎2012年2月7日(火)更新
2012年2月6日、三井住友銀行とWILLER TRAVELは、インターネット上で高速バス、高速ツアーバス、乗合バス、旅客船、鉄道、飛行機などの交通手段とホテル、観光施設の予約ができる移動ポータルサイト上での予約代金の決済方法として、運輸業・旅行業界初となる銀行口座から即時代金決済(即時銀行引落(口座振替))による「らくらく口座振替サービス」を開始したと発表した。
利用には、本人の銀行口座情報(支店名、口座番号、口座名義)を一度登録するだけ、三井住友銀行のインターネットバンキング(SMBCダイレクト)の登録者、もしくは三菱東京UFJ銀行のキャッシュカードを保有している普通預金本人口座保有者またはダイレクトバンキングの登録者が対象となるという。
これにより、利用者は、コンビニ決済、ゆうちょ銀行(ATM、ゆうちょダイレクト)、事前カード決済(VISA・マスター・JCB・AMEX)、銀行引落(口座振替:三井住友銀行・三菱東京UFJ銀行)、ネットバンク(ジャパンネットバンク・楽天銀行)、ポイント決済、現地支払い、などの選択が可能となる。
なお、過去12ヶ月間のWILLER TRAVELの高速バス乗車人数は、約200万人(1,922,798名)。
2012年2月6日、NTTデータは、スマートフォンやタブレット端末向けにクレジット決済/クレジットサイン伝票の電子化サービス(伝票保管サービス)を提供する「PastelPort PlusTM」の試行展開を2012年4月より開始し、6月より本格提供すると発表した。
同社が提供する国内最大級のPOS端末向け決済クラウドサービス「PastelPort(R)」をベースに、導入企業は、催事・イベント会場など店舗外でPOS端末が設置されていない場所においてもスマートフォン・タブレット端末を用いて決済することが可能になるという。
今後、さらに、中国銀聯決済サービスへの対応も予定、決済周辺業務サービス(販売促進、売上管理等)や業務コンテンツの拡充を行い、新たなマーケット拡大に取り組んでいくという。
様々な決済手段が、個人個人の資金管理の利便性という視点で、場所と目的に応じてどのように利用者から支持され、その決済処理にかかる手数料がどの企業に向かいサービスを運営/進化させることができるか、新しい決済サービスの登場と利用シーン創出への発想と適用動向に注目していきたい。
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