2015年4月7日(火)、8日(水)、一般社団法人 新経済連盟は、ホテルニューオータニで「新経済サミット2015」を開催した。国内外から世界的に活躍する企業経営者、起業家、投資家、科学者、政官財界関係者など招き、IoT、シェアリングエコノミー、サイバーセキュリティにロボット、教育現場でのイノベーションやビットコインなど幅広いテーマを討議、二日間でのべ3,200名超が訪れた。以下に、Day1 の様子をお届けする。
最初のOpening Session「ベンチャーが成功する秘訣」では、スピーカーとして、茶尾 克仁氏 (DCM Ventures 共同創業者兼ジェネラルパートナー)、デイビット・ホーニック氏 (August Capital パートナー) 、ミキ・クーシ氏 (Slush 創設者、理事、クリエイティブディレクター Wolt CEO) 、スコット・スタンフォード氏(SherpaCapital 共同創業者兼マネージング・ディレクター) が登壇、岩瀬 大輔氏 (ライフネット生命保険 代表取締役社長兼COO) がモデレーターを務めた。
続いて、「NES STARTUP COMPETITION」では、新経済連盟役員や海外から招聘した登壇者が審査員となり注目のスタートアップによるプレゼンテーション「ピッチングコンテスト」が行われ、ファイナリストとして9社(Kaizen Platform, Inc.、ライフスタイルアクセント、マネーフォワード、リノベる、カブク、YOYO Holdings Pte. Ltd.、ラクスル、VASILY、トリプル・ダブリュー・ジャパン)が登壇した。
審査の結果、1位「PopSlide(YOYO Holdings Pte. Ltd.)」、2位「リノベる。(リノベる)」、3位「Dfree(トリプル・ダブリュー・ジャパン)」が選ばれた。
ランチを挟み、新経済連盟 代表理事 三木谷 浩史氏(楽天 代表取締役会長兼社長)による開演挨拶では、世界中で起きているさまざまな変化に触れ、日本の経済と社会における「イノベーション」、「アントレプレナーシップ」、「グローバリゼーション」の発展を促進してていくべく、サミットの開催意義について語った。
続いて、内閣総理大臣 安倍 晋三氏による来賓挨拶では、アベノミクス3本の矢によって経済は大きく変わり、本国会を改革断行国会として位置づけ、日本ベンチャー大賞の創設をはじめ、シリコンバレーのような風を日本にもたらし、より豊かな日本となることを期待したいとエールを送った。
ジョージ・ロバーツ氏(KKR & Co. L.P. 共同創業者・共同CEO)の基調講演では、三木谷氏がインタビュアーを務めた。
ドリュー・ヒューストン氏(Dropbox共同設立者兼CEO)の基調講演では、西山 誠慈氏(WSJ日本版編集長)がインタビュアーを務めた。
続いて、チャールズ H. リブキン氏 (米国務省 経済商務局 国務次官補) の来賓講演「自由でオープンなインターネットの重要性」が行われた。
Session1「ロボットが変える未来ロボットによって、わたしたちの生活はどうなるのか。」では、スピーカーとして、チャーリー・ダンチョン氏 (Grabit 共同創業者兼アドバイザー)、袴田 武史氏 (ispace 代表取締役)が登壇、秋好 陽介氏 (ランサーズ 代表取締役社長 CEO / 新経済連盟 幹事)がモデレーターを務めた。
Session2「リノベーションをリフォームする!世界中のリフォームを変える、アメリカ発のインテリアリフォームプラットホーム「Houzz」とは」では、アディ・タタルコ氏 (Houzz CEO兼共同創業者)が登壇。
Session3「新時代 女性たちと創出するビジネスチャンスなぜ今、ビジネスの世界で『女性』に注目すべきなのか」では、堀江 愛利氏 (Women's Startup Lab 代表取締役)が登壇。
Session4 「New Woman Power!世界を代表する女性起業家たち」では、ジェス・リー氏 (Polyvore 共同創業者兼CEO)、ミシェル・ファン氏 (ipsy 共同創設者)が登壇、三木谷氏がモデレーターを務めた。
Session5 「クラウドでオフィスの生産性をあげる!いまを代表するクラウドサービス経営者が語る」では、スピーカーとして、フィル・リービン氏(Evernote Corporation CEO)、サム・シュアレス氏(Box エンジニアリング担当シニアバイスプレジデント)が登壇、佐々木 大輔(freee 代表取締役 / 新経済連盟 幹事)がモデレーターを務めた。
Session6「世界を担う日本発のIoTグローバルマーケットで日本企業はどのように戦うのか。」では、スピーカーとして、岩佐 琢磨氏(Cerevo 代表取締役)、近藤 玄大氏(イクシー CEO / co-founder)、西條 晋一氏(WiL 共同創業者ジェネラルパートナー)、佐野 究一郎氏(経済産業省 商務情報政策局 情報経済課長)、山野 哲也氏(総務省 情報通信国際戦略局 通信規格課 標準化推進官)が登壇、小笠原 治氏(ABBALab inc. CEO)がモデレーターを務めた。
Session7「IoT、その先にあるもの IoTはわたしたちの生活をどのように変えていくのか。」では、ウィム・エルフリンク氏(シスコ エグゼクティブ バイス プレジデント インダストリ ソリューションズ兼チーフ グローバリゼーション オフィサー)が登壇。
そして、最後の特別セッション「IT立国エストニアのCIOと語る電子政府への道」では、スピーカーとして、平井 たくや氏(衆議院議員 / 自民党IT戦略特命委員長)、金丸 恭文氏(フューチャーアーキテクト 代表取締役会長兼社長)、ターヴィ・コトカ氏(エストニア政府CIO 経済通信省事務次官補(ICT担当))、向井 治紀氏(内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室長代理(副政府CIO))が登壇、平井 康文氏(楽天 代表取締役 副社長執行役員 / 新経済連盟 顧問)がモデレーターを務めた。
その後、料理や飲物が用意されたネットワーキングパーティー会場では、駆けつけた閣僚・議員のほか、主催者、スピーカー、来場者が一堂に会し、盛大な懇親会が行われた。
新経済連盟 理事 藤田 晋氏(サイバーエージェント 代表取締役社長)は、日本がもっともっと刺激的なイノベーションとグローバリゼーションを意識していくとともに、大盛況となった今回の新経済サミットを祝いつつ、来場者のますますの発展を願うと乾杯の挨拶を行った。
◎詳しくは写真ニュースをどうぞ
http://master.goodway.co.jp/fip/htdocs/jop0zfich-3242/#_3242