金融&IT業界の情報サイト
 
 
 

(VOL.751)運用商品を選ぶ際の基準の可視化、指標化と商品提案URL
サイト管理者2013/08/14 21:34:55

 2013年8月14日、マネックス証券は、投資信託のランキングに、「月間ページ閲覧ランキング」や「ファンドタイプ別ランキング」を加えたと発表した。銘柄選びのヒントの一つとして、最もチェックされている投資信託が一目で分かるほか、「売れ筋(週間・月間)」、「分配金利回り」、「月間ページ閲覧」、「値上がり(6ヶ月・1年)」ランキングが、「国内株式型」「国際債券型」など、ファンドタイプ別の項目を増やしたことでより詳細なランキングを表示、銘柄探しがよりスムーズに行えるようファンドの評価や比較しやすくしたという。


 2013年8月14日、NTTデータエービックは、東京スター銀行に対して、預かり資産商品のリスク水準を統合的に評価した「リスク階級データ」の提供を7月より開始したと発表した。既に導入している投信評価データベースサービス「FundMonitor(ファンドモニター)」で採用していた「リスク階級」によるリスク評価手法とともに、東京スター銀行が取扱っている「外貨預金」、「仕組み預金」、「保険商品」等の価格変動商品についても同様の評価手法に基づき統合的に評価することで、投資信託の値動き(過去150 営業日の標準偏差)に基づき8段階に指標化した「リスク情報」を提供する。これにより、東京スター銀行は各運用商品のリスク水準の計測、把握を行えるようにすることで取扱い運用商品を拡充し、顧客のリスク許容度に合った商品提案を行っていくという。これまで投資信託をリスクが高いものとして敬遠してきた投資初心者がリスクを理解する手助けとして、さらにはリスク許容度に合った運用商品を選ぶ際の基準として活用されることを目指す。


 運用商品を選ぶ際の基準の可視化、判断材料を指標化することで商品を提案していくための仕組み化が進化している。今後、商品の選択時(購入時)のみならず、時勢の変化に応じて、設定している運用リターンの目標とリスク許容度に応じた銘柄の組換え(リバランス)の判断材料としても、継続的にポートフォリオのメンテナンスを行うための支援サービスや仕組み化の行方に注目したい。


【マネックス証券】投信 今、注目されている投資信託とは? ~ランキングでご紹介~
http://goodway.co.jp/fip/htdocs/jo7slzbh7-303/#_303


【NTTデータエービック】預かり資産商品におけるリスク階級データを東京スター銀行に提供開始
http://goodway.co.jp/fip/htdocs/jo6a83krj-483/#_483


コラム一覧

最新ニュースヘッドライン

投資家や金融業界に向けてイベント、サービス情報など配信中!



【コラム筆者】 
藤野 宙志(ふじの ひろし) 株式会社グッドウェイ代表取締役社長

日刊コラム1995年慶應義塾大学理工学部卒業後、キヤノンマーケティングジャパンでシステム開発に4年間従事。
1999年SBI 証券で業界初の日米間オンライン証券取引システムの立上げを手がける。ナスダック・ジャパンでは日米印3カ国オフショア開発を担当、新興市場創出の調整役として証券業界を奔走。2002年シンプレクス・コンサルティングでセールス担当、FXシステムを多数導入。2010年6月より現職。金融サービス&ITソリューション総合情報プロバイダーとしてポータルサイトを運営。


注)当コラムに掲載された情報の正確性・完全性については最善を尽くしておりますがその内容を保証するものではありません。
 当コラムは、特定の商品、企業への投資を推奨するものではありません。当コラムの情報を元に投資をし、損害が生じたとしても、執筆者及び執筆者の属する団体は一切の責任を負いません。
 その他、当コラムを利用したことに起因又は関連して生じた一切の損害(直接的であると間接的であるとを問わない)について、執筆者及び執筆者の属する団体は一切の責任を負いません。

 

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.