<じわり広がるオプション取引/メタトレーダー4(MT4)>
◎2011年8月2日(火)
2011年8月1日、トレイダーズ証券は、2011年8月1日より、通貨オプション取引のバイナリーオプションサービス「みんなのバイナリー」の提供を開始すると発表した。
「みんなのバイナリー」は通貨を原資産として、あらかじめ設定された行使価格を「超える」か「超えない」かを選択するだけの単純な取引。取引は1Lotあたり500円から9,500円でチケットを購入し、選択が正しい場合には1万円が払い戻さる。取引開始時点で最大損失額をあらかじめ決めておくことができるという。
2011年7月27日、GMOクリック証券は、2011年7月30日より外為オプション取引にTickチャートを追加したと発表した。
外為オプション取引は、購入受付締切時間に設定される「STARTレート」と、購入受付締切時間の15分後に設定される「ENDレート」を比較し、一定のレンジ内で「円高か円安」どちらになるかを予想する金融商品。今回、ENDまで残り1分になるとチャートが自動的にTickチャートへ切り替わり、ENDレート確定間際のレート変動をより詳細に見ることが出来るようになるという。
2011年8月1日、FXトレード・フィナンシャルは、2011年8月1日よりメタトレーダー4「FXTF MT4」サービスを開始すると発表した。
メタトレーダー4(MT4)とは、ロシアのMetaQuotes Software社が開発したFX取引プラットフォーム。多様な機能を搭載したテクニカルチャート、独自のプログラム言語MQL(MetaQuotes Language/メタクオーツ言語)を用いたスクリプトを作成することが出来、世界中のトレーダーやヘッジファンドマネージャー、プログラマーが無料で提供もしくは販売しているエキスパートアドバイザー(EA)による「自動売買」が可能で、多くの投資家に支持されている取引プラットフォームという。
2011年7月27日、外為ファイネストも日本発となるCURRENEX(カリネックス)と接続した新商品「MT4」をリリースしたと発表したばかり。
FX業者の間で「MT4」サービスの提供が広がっている。
投資家の金融サービスに対する知識の広がりと共に新たなサービスや取引手段が広がり、裾野が広がってきたメタトレーダーなどの取引ツールを通じたエキスパートアドバイザー(EA)によるプロの取引ロジックを活用する機会が増えていくことで、今後、トレードテクノロジーはさらに進化し加速していきそうだ。
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