2014年7月22日(火)~23日(水)、グッドウェイは野村コンファレンスプラザ日本橋において、今年で5回目と迎えた『GMS2014(グローバルマーケットソリューションズ 2014 』をリッキービジネスソリューションと共催で開催した。
主に企画・営業・運営事務局をグッドウェイが担当、共催のリッキービジネスソリューションやイベント運営のプロフェッショナルや有志スタッフのほか、開催告知など特別協力としてG-MAC (ICSコンベンションデザイン)、特別講演やパネルディスカッションなど企画協力には、FFR+ 「金融工学とリスクマネジメント高度化」研究会、日本金融監査協会(IFRA)が参画するなど、幅広いコラボレーションにより実現した今回のGMS2014 の様子を以下にお届けする。
開催2日間の総勢延べ来場者数は前年を大幅に上回る1,449名となり、金融機関(市場、リスク管理、システム、経営企画、監査、審査部門)、事業法人(財務部門)、機関投資家、エネルギー・コモディティ関連企業、市場系システム・情報ベンダー各社のキーパーソンのほか、監査法人、会計事務所、大学関係、マスメディアなどが来場し、講演会場は金融・IT業界の関係者で終日賑わいを見せた。また、併設された金融IT展示ブースでは、スポンサー企業の最新ソリューションが紹介された。
本年は「ガバナンスとビジネスモデルの変革」を大きなテーマとして取り上げ、国際的規制の動向、リスク管理の高度化、金融市場の新潮流から金融工学の先端的研究や最新テクノロジーの紹介まで、市場に関連する広範なテーマで充実したプログラムを構成。
基調講演では、金融庁 検査局長 遠藤 俊英 氏が登壇し、「今後の金融行政-ガバナンスとビジネスモデルの変革に向けて」と題する講演が行われ、パネルディスカッションでは、元金融庁長官 五味 廣文 氏、東京証券取引所 常務取締役(上場担当) 静 正樹 氏、東京大学名誉教授・中央大学教授 落合 誠一 氏、FFR+代表 碓井 茂樹 氏が「ビジネスモデルとガバナンスの変革」をテーマに活発な議論を繰り広げた。
また、特別講演ではBNPパリバ証券 経済調査本部長 チーフエコノミスト 河野 龍太郎 氏、みずほフィナンシャルグループ 取締役 執行役常務 企画グループ長(兼 みずほ銀行 常務取締役 企画グループ長)藤原 弘治 氏、モルガン・スタンレーMUFG証券 カウンターパーティー・ポートフォリオ・マネジメント部長 マネージング・ディレクター 富安 弘毅 氏、山和証券 ディーリング部長 工藤 哲哉 氏(内閣府認証NPO法人 金融証券マーケットフォーラム 顧問)らが登壇したほか、一般講演を含め2日間で合計33セッションもの講演やパネルディスカッションが行われた。
2日間とも、全講演終了後に、来場者に講師、スポンサー交じってネットワーク・ドリンクス(懇親パーティー)が行われ、参加者はグラスを片手に情報・意見交換を行った。
金融危機からアベノミクスまで激変する金融市場の下、変革期を迎えている日本の金融市場の国際競争力の強化と持続的成長に向けた公益性の高い取組の一環として、日本政府および当局が目指している方向性、日本経済、市場および金融機関が直面している課題と打ち手を共有すべく、金融機関や機関投資家、研究機関などから金融業界関係者が一堂に会し、研究者と実務家の交流が図れる場の提供を目的としたグローバルマーケットソリューションズは、来る2015年も7月に開催する予定となっている。
Special Thanks for sharing all of your Knowledge and Passion.
「GMS2014(取材レポート)」にご登壇頂いた全ての講師の皆さま、モデレーター、パネリストの皆さま、そして協賛、協力企業の皆さまに、心より感謝いたします。
講演資料のPDFダウンロードを掲載しております。(PDF配布をしていない講演もございます。)
(記事、編集・制作:柴田 潔 @株式会社グッドウェイ 撮影:事務局 木村 太)