続いて、ルクセンブルク・フォー・ファイナンス CEO ニコラ・マッケル(Nicolas MACKEL)氏より、EUならびにルクセンブルクのFinTech事情について解説された。同氏によると、ヨーロッパの真ん中に位置する人口50万人強のルクセンブルクはロンドン、フランクフルトに次ぐEU3大金融センターのひとつ。同国で銀行免許をとればEU加盟国(28カ国)の5億人の欧州単一市場にサービス提供が出来るEUシングル・パスポート・ルールについて紹介。政府のみならずインキュベーターやアクセラレーターなど多様化した金融センターエコシステムによるワンストップサービスによるイノベーション支援の現状とその魅力やメリットのほか、仮想通貨の解釈(お金であるという声明)と展開する事業内容や顧客保護の観点から規制や免許の適合など現状について解説した。