【日本ユニシス／グッドウェイ】ビジネスエコシステムで社会課題を解決、金融機関との新ビジネスの創出に向けて、「Financial Foresight Forum」を開催！（Fintech関連） - グッドウェイ：金融・IT業界・フィンテック情報ポータルサイト（GoodWay Fintech）

2017/03/01	【日本ユニシス／グッドウェイ】ビジネスエコシステムで社会課題を解決、金融機関との新ビジネスの創出に向けて、「Financial Foresight Forum」を開催！（Fintech関連）	\| by:サイト管理者

　2017年2月24日（金）、日本ユニシスは、FinGate（茅場町一丁目平和ビル1階）において、金融機関（銀行・証券・保険・ノンバンクなど）、金融機関系列会社およびFinTech企業向けに「Financial Foresight Forum（FinTechは新たなフェーズへ、アイデアの実装体感型フォーラム）」を開催した。（協賛：グッドウェイ）

　昨今、金融・IT業界において新たなビジネスモデルへの転換や収益源の創出が求められている中、こうした変化により迅速に対応すべく、金融機関・ベンチャー企業・様々な異業種企業をつなぐオープンイノベーションの場「Financial Foresight Forum」として開催されてきた（過去の開催の様子：2016年4月26日）。今回、「自由に発想したアイデアをスピーディーに形にする」といったFinTechの特長を、より具体的に実感することを目的としたプログラム構成で開催された。

　冒頭に、「開催にあたり」と題して、三澤聡司氏（日本ユニシスファイナンシャル第三事業部ビジネスクリエーション統括部長）が登壇。来場者へのお礼の言葉と共に、シリコンバレーのファンド・オブ・ファンズへの10億円規模の出資の狙いやオープン勘定系システム『BankVision®』の「Web API公開サービス」稼働開始、ビジネス創出力を強化するための要素、ビジネスエコシステムの形成、オープンイノベーションスタイルで様々な企業と新しくユニークな価値あるビジネスやサービスを創り上げるためのLab形式の新しいビジネス創出スキーム「Financial Foresight Lab」など、同社のFinTechおよび本格的に新しいビジネスを創り出すための取り組みについて解説した。

　Session1「新たな企業間連携の取り組み～なぜ『ビジネスエコシステム』が注目されるのか？～」では、松岡亮介氏（日本ユニシス CTO補佐）が登壇。ビジネスエコシステムの解説に続き、クラウドやデジタルの時代を迎える中、パラダイムシフトの波を乗りこえ理想的な未来からアプローチするなど、ITの歴史を紐解きながら洞察。ビジネスエコシステムの特設サイトの紹介と共に社会課題の解決を目指すとした。

　Session2「Fintechが銀行を”イオン”に変える未来～FintechとCRMの活用法～」では、庄野裕介氏（Warrantee 代表取締役）が登壇。会社紹介に続き、消費形態の変化、決済プラットフォーム化の流れ、キャリア決済の強みとメリット、販促側におけるFintechの役割、銀行の目指すべきFintechの方向性などについて解説。CRMで同社が提供できるサービスについて紹介した。

　Session3「デモンストレーション～新たな発想をかたちに～」では、日本ユニシス内の各プロジェクト担当者より、金融機関向けにForesight(先見)し、発想した新たな技術やサービスのプロトタイプ（エンディングノート、ブロックチェーン、VR、決済、長期資産運用）について紹介。なお、会場にはデモブースも用意され、休憩時間には実際に体感することもできた。

　Session4の対談「広告業界がリードする異業種連携によるイノベーションとは」では、森永賢治氏（アサツーディ・ケイ国内基幹事業セクター統合ソリューションセンター統括兼ソリューション・プランニング本部長）、藤野宙志氏（グッドウェイ代表取締役社長）が登壇。デジタル化が進みビジネスモデルや働き方が激変する広告業界において、AI活用や自動化に向けたデジタルテクノロジーへのフォーカス、組織変革の狙いと方針について解説。従来の意識アンケートから、いまや手に取り決済するまでの消費者の行動そのものがわかるようになってきた中、金融機関・広告代理店・消費者の関係はよりボーダレス化し、急速にソリューションの融合が進んでいるとし、”消費者を動かす”ため、異業種との連携を図りつつ、コミュニケーション・プラットフォーマーを目指す取り組みについて披露した。

　全てのプログラムが終わり、ネットワーキング（懇親会）。食事や飲み物と共に意見交換、名刺交換する姿が広がった。

　乾杯の挨拶は、永井和夫氏（日本ユニシス執行役員）が登壇。お礼の言葉と共に、シリコンバレーへの出資をはじめ、今回の金融の真ん中の話に加え、地方創生への取り組みについて触れ、次回は金融が生活空間（消費者、生活者の空間）の中に、どのように刺さっていくかなどについて紹介したいとし、FinTechの成功を願い、締め括った。

　日本ユニシスは、「ビジネスエコシステムで社会課題を解決していく」を掲げ、挑戦と変革を進めている。シリコンバレーのファンド・オブ・ファンズを通じて獲得する有望なFinTechスタートアップ企業への投資と最新情報、金融機関・ベンチャー企業・様々な異業種企業をつなぐオープンイノベーションの場「Financial Foresight Forum」、そして新しいビジネス創出スキーム「Financial Foresight Lab」を通じた金融機関との新ビジネスの創出に向けて、今後の取り組みと展開に注目したい。

（取材、撮影、記事、編集・制作： GoodWayメディアプロモーション事業部　＠株式会社グッドウェイ）

12:42 | 写真：金融・IT業界向け

< 前の記事へ次の記事へ >一覧へ戻る