主催したサンワード貿易は、従来よりの対面取引に加え、平成22年より開始したオンラインCXのサービスを提供しており、創立50周年を迎えた本年度は、より一層のPR活動の強化のため、投資セミナー、イベント出展、キャンペーンなどにも精力的に取り組んでいる。不動産業も営む同社のこの日の開催会場は東京・神楽坂にある子会社経営のダイニングバー「アジアンタワン 神楽坂店」で、セミナー終了後の懇親会では参加者同士が和気あいあいとした雰囲気の中で情報交換を行いながら本格タイ料理に舌鼓をうった。



　当日の講師の小次郎講師は早稲田大学政経学部中退後、商品先物取引の外務員歴を経て、現在はIT企業で新しいチャート開発に取り組みながら、投資家教育にあたっており、投資教育の第一人者として、正しい投資教育を日本に根付かせることをライフワークとするチャート研究家。 一目均衡表セミナーは個人投資家から絶大な支持を得ている。

　当日は20名限定で受付を開始も数日で満席となり、参加者枠を25名に拡大しても尚数十名のキャンセル待ちが出たといい、また、参加者は同社や他社で商品先物や株、FXを取引している個人投資家達となっている。この日はセミナー会場がダイニングバーということもあって、来場した参加者も当初は若干の戸惑いもあった様子だが、開始以降は家族的な雰囲気の中で参加者も気軽に質問を行える雰囲気の中でセミナーは進められた。　
　


　この日は主に商品先物取引に興味を持つ参加者が多かったことで、主なテーマは東京商品取引所の「注文種類」と「約定条件」をはじめとした様々な基礎を正しく理解することから始まった。

　以前の商品先物取引や現在の株式取引が、「成行」、「指値」、「逆指値」を中心に取引されているのに対して、現在の商品先物取引は数年前に導入された新取引所システムのグローバル対応の関係で、成行注文が「マーケットオーダー（略称 MO）」、指値注文が「リミットオーダー（略称LO）」、逆指値注文が「ストップオーダー（略称 SO）」と、名称がカタカナおよびアルファベットに変更されたことに加えて、「注文種類」以外に「約定条件」も付加して発注をしなければならない。

◎「約定条件」の種類

FaS（受付時に約定可能な枚数は約定し、残枚数（未約定注文）は指定した有効期限まで注文が残る。
FaK（受付時に約定可能な枚数は約定し、残枚数はキャンセルとなる。）
FoK（受付時に全量約定しなければ、全量キャンセルとなる。）

　また、注文種類自体も上記以外にマーケット・トゥ・リミット・オーダー（略称 MTLO）、ベスト・リミット・オーダー（略称 BLO、）など10数種類もあるので、これらをしっかりと覚えて市場の実勢に合わせて発注を行うのは特に初心者には簡単なことではない。約定して残った注文の扱いや、目標価格に到達後、約定がどのように執行されるのかなどのノウハウをしっかり身につけることは必須であり、これらのことを小次郎講師は分かり易く投資家に説明を行っていった。「投資家は勝つために何が必要かというノウハウを体系的に聞きたいのです。」と会場で小次郎講師は語っていた通り、当日はこうした基礎から最後の実践編に至るまで様々なレクチャーが実施され、懇親会も含めての参加者の満足度は非常に高いものがあったようだ。

　　サンワード貿易は今後もこうしたユニークなセミナーを含めて、様々なイベントや取り組みに挑戦していく予定なので、ご興味のある方はぜひ今後もホームページをチェックいただきたい。



　最後に、今回は個人投資家の皆様に向けたメッセージを頂戴したので以下にご紹介したい。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

　今回、サンワード貿易としては初めての有料セミナーを無事に終えることができました。綱渡りの当日運営でしたが、概ねお客様からも好意的なご意見をいただくことができたようで、ホッとしています。受付開始からわずか4日間で定員に達するなど、いつもながらの小次郎講師の人気にもびっくりでしたが、反面、お断りせざるを得なかったお客様が多数いたことも事実。熱い投資家の方々の希望に応えるべく第二弾企画を準備中です。ご期待ください。

　弊社は現在、商品先物取引業者の中ではおそらく最多の頻度でセミナーを開催しています。都内近郊や大阪周辺を中心として、直近では、仙台、新潟、名古屋、札幌などでも予定がございます。商品市場に限らず、投資全般に関しての情報収集について、弊社セミナーを是非ご活用ください。会場でお会いできる日を楽しみにしております。（サンワード貿易　営業推進部　副部長　大場 良博 氏 ）

（ 取材、撮影、記事、編集・制作：　柴田　潔　＠株式会社グッドウェイ ）