金融安定理事会(FSB)は、令和6年(2024年)12月12日、「クロスボーダー送金に係るデータフレームワークの整合性と相互運用性促進に向けた勧告:最終報告書」(原題: Recommendations to promote alignment and interoperability across data frameworks related to cross-border payments: Final Report)を公表しました。
金融安定理事会(FSB)は、令和6年(2024年)12月12日、「クロスボーダー送金サービスを提供する銀行・ノンバンクの規制・監督に係る勧告:最終報告書」(原題: Recommendations for regulating and supervising bank and non-bank payment service providers offering cross-border payment services: Final Report)を公表しました。
本文書は、令和5年(2023年)2月に公表された「クロスボーダー送金の改善に向けたG20ロードマップ:G20目標達成のための優先アクション」(https://www.fsa.go.jp/inter/fsf/20230224-2/20230224-2.html)を踏まえ、クロスボーダー送金サービスを提供する銀行・ノンバンク(主に資金決済サービス事業者)の規制・監督の整合性を改善するための勧告を、報告書としてまとめたものです。本文書では、「同じ活動・同じリスクには同じ規制を適用する」との原則(the principle of “same activity, same risk, same rule”)に基づき、リスクの程度に応じて銀行・ノンバンクに対する規制・監督の整合性を確保すべきことを勧告しています。本文書は、令和6年(2024年)7月から9月に実施された市中協議(https://www.fsa.go.jp/inter/fsf/20240719/20240719.html)に対して寄せられた意見を踏まえて最終報告書としてまとめられました。
バーゼル銀行監督委員会(以下、「バーゼル委」)は、12月11日、「カウンターパーティ信用リスク管理に関するガイドライン」(原題:Guidelines for counterparty credit risk management)と題する最終文書を公表しました。
本文書は、効果的な銀行のカウンターパーティ信用リスク管理の実務について具体的な目線を示すガイドラインです。平成11年(1999年)1月にバーゼル委が公表した「銀行と、レバレッジの高い業務を行う機関との取引に関する健全な実務のあり方」(原題:Sound practices for banks’ interactions with highly leveraged institutions)を置き換えるものと位置づけられており、令和6年(2024年)4月に実施した市中協議(https://www.fsa.go.jp/inter/bis/20240509/20240509.html)の結果を踏まえ、今般最終化されました。
バーゼル銀行監督委員会(BCBS)、BIS決済・市場インフラ委員会(CPMI)、証券監督者国際機構(IOSCO)及び金融安定理事会(FSB)は、令和4年(2022年)9月に公表された報告書「証拠金慣行の見直し」(https://www.fsa.go.jp/inter/ios/20221003.html)(原題:Review of margining practices)で特定された政策検討分野について、追加分析等のフォローアップ作業を行ってきました。