Voyagin CEO 高橋 理志氏(写真左)。訪日旅行者向けにツアーやアクティビティを提供する旅行サイトを運営している。オープンなプラットフォームとしてサービスを設計しており、個人・法人・自治体などが各々自由にツアーを企画することができるので、他にはないユニークなツアーを取り揃えている。「普通の人と旅行者が出会える」をモットーに、C to Cのサービスを展開しており、今後は訪日旅行者の入り口になれるように、色々な体験を予約できるようにしていきたいと述べた。
ソウ・エクスペリエンス 代表取締役 西村 琢氏(写真右)。「Good Experience, Good Life.」をスローガンに活動している企業で、モノではなく体験を贈れる「ソウ・エクスペリエンスギフト」を提供している。贈られた人はカタログから、パラグライダーやスポーツ、陶芸、エステなど「体験」を申し込み、楽しむことができる。サービスの他にも、同社では親と子供が一緒に出社し、社員全員で子供を見守る「子連れ出勤」を導入しており、社員の働き方も「Good Life」であることを大切にしている。「子連れ出勤」については毎月見学会も行っているので参考にどうぞ。
ナビタイムジャパン 企画・営業1部 部長/インバウンド事業部 部長 藤澤 政志氏。「パーソナル=個人」の時間に焦点を当て、地点から地点へのナビ、乗換案内などの個人の移動を支えるサービスを展開する。2013年から提供開始した「NAVITIME for Japan Travel」は4言語での移動案内や、観光案内所・WiFiスポットなど、訪日旅行者に必要な情報検索ができる。
同社 イノベーション推進部 オープンイノベーション事業創発室 吉田 淳一氏(写真右)。「ミスターインバウンド」こと吉田氏は、地方の活性化に、インバウンドとICT(Information and Communication Technology)は役に立てるとして、都市と地方を結びつけるキーワード「空間共有」について説明した。例えば、離れたところにいる恋人同士がお互いの近所にあるレストランで、大型モニターを使い、同じメニュー、同じ照明、同じタイミングで料理が出てくるというもので実際に二人で食事にきているかのような空間を作り出すことなどである。これまでのインターネットは「情報」をパケットにのせていたが、これからは「気持ち」をパケットにのせていくようになると述べた。