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2020/07/14

FJネクスト Research Memo(6):2021年3月期はコロナ禍の影響などを勘案し、現時点で減収減益を見込む

| by:ウェブ管理者
*16:16JST FJネクスト Research Memo(6):2021年3月期はコロナ禍の影響などを勘案し、現時点で減収減益を見込む
■業績推移

3. 2021年3月期の業績予想
2021年3月期の業績予想についてFJネクスト<8935>は、売上高を前期比16.3%減の71,000百万円、営業利益を同28.0%減の7,500百万円、経常利益を同27.4%減の7,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同25.7%減の5,000百万円と現時点で減収減益を見込んでいる。

減収予想となっているのは、「不動産開発事業」において、コロナ禍による購入需要への影響が第2四半期末ごろまで一定程度継続するものと仮定し、販売戸数の計画を1,900戸(前期比655戸減)に設定したことが理由である。また、「緊急事態宣言」の下、自治体の要請により一時的に営業を停止した「旅館事業」(すでに営業再開済み)の落ち込みも織り込んでいる。

利益面でも、減収により減益となるとともに、営業利益率も10.6%(前期は12.3%)に低下するが、それでも利益率の高い「不動産管理事業」の下支えにより2ケタの営業利益率水準を維持していく想定である。

弊社でも、コロナ禍による購入需要や営業活動への影響については、引き続き注視する必要があるものの、首都圏における賃貸需要については底堅く推移している上、潜在的な購入需要も根強いことやたな卸資産(パイプライン)も順調に積み上げていることなどを総合的に判断すれば、同社の業績予想の達成は十分に可能であると見ている。特にコロナ禍のなか、不動産の物件タイプのなかでも商業施設やホテルなどは厳しい環境が続くが、同社が手掛ける「賃貸用不動産」は総じて安定していることから下振れリスクは限定的と言えるだろう。もちろん、四半期ごとの業績推移や購入需要の動きなどをフォローし、プラス・マイナスの両面から業績の振れの可能性について注意して見守る必要がある。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)



《EY》

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