金融&IT業界の情報サイト
 
 
 

2019/01/23

マザーズなどの中小型株にシフトしやすい【クロージング】

| by:ウェブ管理者
*16:05JST マザーズなどの中小型株にシフトしやすい【クロージング】
23日の日経平均は小幅に続落。29.19円安の20593.72円(出来高概算11億5000万株)で取引を終えた。祝日明けの米国市場では、NYダウが300ドルを超える下落となるなか、売り先行で始まった。ただし、日銀の金融政策決定会合を控え、寄り付き直後に付けた20438.22円を安値に買い戻しの動きもみられ、プラス圏での推移が続いた。

注目された日銀会合では、金融政策の「現状維持」を決定。ETFやREITなどの資産買い入れ方針を維持した。ETFの配分比率への言及がなかったこともあり、売り込まれていたファーストリテ<9983>が買い戻しから一時2%を超える上昇となり、日経平均も20686.29円まで上げ幅を広げる局面もみられた。その後は前日終値を挟んでのこう着となり、大引けにかけては下げに転じている。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは石油石炭、鉱業、ゴム製品、パルプ紙、小売、空運が軟調。一方で、情報通信、精密機器が小じっかり。指数インパクトの大きいところでは、資生堂<4911>、東エレク<8035>、花王<4452>が重石となる半面、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>、ファーストリテが下支え。

市場の関心が日銀会合に集まる中、結果は「変更なし」であった。ETF買い入れの配分比率変更への警戒が強まっていたファーストリテにはショートカバーが向かう格好となり、反対に中小型株への売りが意識され、日経平均に対してTOPIXの下落率が上回っている。また、需給変動が警戒されるなかでこれを避ける動きから、マザーズ銘柄の一角に資金が集中しており、マザーズ指数は3日ぶりに反発となった。

とはいえ、ETFに絡んだ思惑的なイベントは通過し、改めて米中通商協議などの外部要因を睨みつつ、来週から本格化する決算等の個別材料を手掛かりとした物色に向かうことになりそうだ。米中通商協議への不透明感が強まる局面においては、よりマザーズなどの中小型株にシフトしやすいだろう。



《CN》

16:05 | 注目トピックス 市況・概況

ニュースコンテンツ提供元

【株式会社フィスコ】

 フィスコは、資産形成に資する最も有益なサービスの提供を命題に掲げ、迅速かつ正確な情報の分析・編集・配信により、幅広い情報配信ネットワークを構築。金融機関、インターネット金融商品取扱業者、機関投資家のほか、ヤフーなどポータルサイトを利用する個人投資家にも金融情報を提供、ネットを通じた金融情報配信業者として圧倒的な知名度を誇っています。


※当サイトで提供する情報は投資勧誘することを目的としておりません。投資の最終決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。当社は、この情報を用いて行う判断の一切について責任を負うものではありませんことを、あらかじめご了承ください。
 

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.