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2019/12/30

【ちいきん会事務局】初の地方開催、志しある金融機関職員と熱量ある公務員のミートアップイベント「第3回 ちいきん会 in 福島」開催!

| by:サイト管理者


 2019年11月9日(土)、ちいきん会事務局は、福島市にある福島民報ビルの本社ホールにおいて、初の地方開催となる志しある金融機関職員と熱量ある公務員のミートアップイベント「第3回 ちいきん会 in 福島」を開催した。



 ちいきん会は、「地域のために何かがしたい」、「一緒に進んでいける仲間が欲しい」など、日頃の組織の看板・肩書きを脱ぎ捨て、熱い想いを持った自治体職員・金融機関職員同士で、ありのままに語り合える出会いの場として、熱意を持って「地域課題の解決」に取り組みたいと思っている仲間と出会えるコミュニティの形成を目指している。



 今回、課題先進地域といわれている東北地方での開催「第3回 ちいきん会 in 福島」に、全国の志しある金融機関職員、熱量ある公務員が私服で集まり、一人一品、地元の美味しい逸品(食べ物・飲み物)を持ち寄り、懇親会の飲食物として振舞われた。



 開会の挨拶は、菅野 大志氏(金融庁 総合政策局 総合政策課 地域課題解決支援チーム代表)、脇 雅昭氏(よんなな会  代表、神奈川県 政策局未来創生担当部長)が登壇。お礼の言葉と共に、地域金融機関と自治体職員は同じ方向を向けるとし、「第3回 ちいきん会 in 福島」の運営体制とこれまでの活動成果、地域課題解決支援室の設置について紹介。心理的な安全性が確保された場でインフォーマルに交流し、共感できる人と人をつなぎ、いつでも相談ができる環境づくりを目指していきたいと語った。




 パネルディスカッション「東北での地域課題解決のために」では、遠藤 俊英氏(金融庁 長官)、北村 清士氏(東邦銀行 取締役頭取)、橘 清司氏(福島県 企画調整部政策監 兼企画推進室長)、香西 志帆氏(百十四銀行 地域創生部 企画・ブランディング担当、映画監督)が登壇、日下 智晴氏(金融庁 監督局 総務課 地域課題解決支援室 室長)がモデレーターを務めた。

 パネルでは、最初に香西氏のマルチな取組みなど活動について紹介。その上で、多様な職員の能力をどう生かしていくか、福島の復興の取組み、地域における金融機関の役割とサポート、金融行政としての後押しと転換、新たなことへの挑戦の内なるインセンティブについてなど、それぞれの具体的な取組みと私見が披露された。



  「テーマピッチ(各3分)」は13名が登壇。江上 広行氏(JPBV 事務局長、URUU 代表取締役)がファシリテータを務めた。

(1)「RIPS・RIAS ~地域の事業者と支援者の共同学習によって地域経済を再生する~」
  ・・・藤本 雅彦氏(東北大学 総長特別補佐 地域イノベーション研究センター長 大学院経済学研究科教授)

(2)「社会課題としての激増する事業承継の課題の根本的解決に向けた事業アイデア」
  ・・・近藤 威志氏(GTGP JAPAN Corporation 代表取締役)

(3)「復興支援(福島スペシャル)×金融マン」
  ・・・小早川 氏(経済産業省 大臣官房 福島復興推進グループ 福島事業・なりわい再建支援室)

(4)「ローカル10,000プロジェクトの紹介~地域の資源・資金の活用による地域密着型事業立上げサポート」
  ・・・冨永 啓治氏(総務省 地域力創造グループ 地域政策課 企画第一係長)

(5)「挑戦するすべての企業に新しい風を吹き込む~共感型副業マッチング「YOSOMON!」のご紹介」
  ・・・伊藤 順平氏(特定非営利活動法人ETIC

(6)「社会課題解決の手段として、そのデジタルツールは有効か」
  ・・・小柳 正和氏(Healthee One 代表取締役CEO)

(7)「福島再生・未来志向プロジェクト 福島 x 脱炭素・資源循環・自然共生 ~福島の未来をともにみたい」
  ・・・峯岸 律子氏(環境省 福島地方環境事務所)

(8)「多様な連携とその取組み」
  ・・・新田 信行氏(第一勧業信用組合 理事長)

(9)「地域に貢献する人材育成」
  ・・・渡部 麻希氏(東邦銀行 人事部人材育成・ダイバーシティ推進課)

(10)「地域と連携した交流人口増加にむけた取組~相双地域の今と魅力を伝えたい」
  ・・・太田 福裕氏(あぶくま信用金庫 理事長)

(11)「金融の枠を超え、リージョナル・バリューアップ・カンパニーを目指して」
  ・・・沼 智晶氏(YMFG Zoneプランニング 地方創生戦略事業部 アソシエイト)

(12)「新たな地域産業創出への取り組みー感謝を形にするチャレンジ」
  ・・・引地 恵氏(WATALIS 代表取締役)

(13)「農泊と世界をつなぐ地域活性化サービス」
  ・・・上山 康博氏(百戦錬磨 代表取締役社長)





 ピッチ後は、登壇者を囲み、それぞれ関心のテーマピッチについてグループ毎にサークルセッションでディスカッション。



 この日は、木幡 治氏(福島市長)が訪れ、お礼の言葉と共に、福島における災害などによる風評被害を払拭し、福島を希望の地とし、世界にエールを送れる街にしたいと語り、自身が取組む地域経営を通じて福島を新しいステージに導くとともに、皆さんのエネルギーを福島にいただきたいと挨拶した。



 「お知らせピッチ(各1分)」は15組が登壇。

(1)「地域と学生はもっとコラボできる!」・・・木村 信綱氏(福島学院大学 情報ビジネス学科長 教授 地域連携センター 
   副センター長)、佐藤 翔氏(福島学院大学 2年)、國分 桃香(福島学院大学 1年)

(2)「マネースクールを通じて豊かな未来を!!」・・・冨田 大伸氏(宮城第一信用金庫 業務部)

(3)「今こそ ALL NAGANO!!~地域の未来へ向けて」・・・秋山誉広氏(長野財務事務所

(4)「東日本大震災復興支援財団について」・・・三和 真吾氏(東日本大震災復興支援財団

(5)「連続・環境勉強会 in 福島~ふくしま発・日本の未来を描く」・・・(環境省 福島地方環境事務所 未来志向チーム)

(6)「「献上桃の郷」桑折町の魅力~意外と近い桃の町」・・・佐藤 克彦氏(桑折町役場

(7)「よい仕事おこしネットワーク」・・・林 康明氏(城南信用金庫

(8)「起業支援プラットフォーム『INACOME』」・・・大曲 英夫氏(農林水産省 大臣官房 政策課 企画官)

(9)「きらやか銀行野球部の挑戦」・・・小林 祐介氏(きらやか銀行

(10)「今こそ、応援!阿武隈急行!」・・・加藤 和明氏(チームあぶきゅう)

(11)「香川県小豆島に、ちいきん会を!」・・・丹生 茂希氏(小豆島青年会議所

(12)「入社1年目社員が作った東北発の交流コミュニティ「FUMOTO×」の紹介」・・・(NTT東日本

(13)「餅つきから地域を考える」・・・安齋 哲也氏(福島市役所

(14)「福島 x 農業 x 金融」・・・成田 誠氏(日本政策金融公庫 福島支店 農林水産事業 農業経営アドバイザー)

(15)「再エネ先駆けの地・福島で知られざる地中熱を広げる、地中熱って知っていますか?地熱ではありません!!」
  ・・・赤井 仁志氏(福島大学



 川本 恭治氏(城南信用金庫 理事長)よりお酒「絆舞」の紹介。続いて、中井 徳太郎氏(環境省 総合環境政策 統括官)より地域課題・地域ニーズ・地域の力と資源をそれぞれが助け合うことでプロジェクト化し、地域を盛り上げ、年中行事にしていきたいと乾杯の挨拶を行い、交流会が始まった。





 最後に、遠藤 俊英氏(金融庁 長官)より挨拶。この場での一人一人が更にネットワークを広げると共に、今後のちいきん会の取組みにも、ぜひ期待して欲しいと語り、締めくくった。

 次回の「第4回 ちいきん会」は、2020年2月29日(土)に開催が予定されている。「地域のために何かがしたい」、「一緒に進んでいける仲間が欲しい」など、熱量が高く、強い想いを持った金融機関職員や公務員の出会いを通じて、地域課題解決への新たな知恵やディスカッション、コラボレーションが生まれることに期待したい。



 2019年11月28日(木)、新現役交流会2.0 運営事務局は、信金中央金庫 京橋別館において「新現役交流会2.0」を開催した。


 「新現役交流会2.0」は、金融庁 地域課題解決支援チームが取組む「ちいきん会」から生まれた官民のコミュニティを通じて、中小企業における人材面での経営課題の解決に向けて関係機関と連携して開催。金融機関等が中小企業等への支援メニューの拡大に向けたノウハウを共有できるロールモデルとして具体化に向けて進めている。詳しくは、こちらを参照されたい

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )






15:20 | 写真:金融・IT業界向け




 

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