金融&IT業界の情報サイト
 
 
 
写真レポート >> 記事詳細

2016/11/27

【楽天証券】好調なIFAビジネスほか、豪州FX企業を買収するなど店頭FX業界3位へ浮上、ロボ・アドバイザーや個人型確定拠出年金サービスなど新たな事業領域と顧客層を拡大、「平成29年3月期 上半期決算説明会」を開催!(FinTech関連)

| by:サイト管理者


 2016年11月11日(金)、楽天証券(以下、同社)は中央区・鉄鋼会館において「平成29年3月期 上半期決算説明会」を開催した。当日は楠 雄治氏(同社 代表取締役社長)より、決算および事業概要、今後の事業戦略について説明が行われた。また、説明会には、由井 秀和氏(同社 執行役員)、清野 英介氏(同社 執行役員)も同席した。



 上半期決算は、株式市況の低迷などに伴い減収減益(営業収益:230億円、経常利益:83億円)となるも、手数料体系の見直しや大口優遇の達成条件の緩和のほか、ロボ・アドバイザーによる自動運用サービス「楽天証券ラップサービス(楽ラップ)」や個人型確定拠出年金サービスの提供を開始に加え、低コストな投資信託など長期投資に適した商品を取り揃え、総合口座数は210万口座を突破。

 更に、豪州FXAsia Pty Ltdの100%株式を取得し、香港に続き海外におけるFX事業を拡大、国内では新生銀行への楽天FXプラットフォームの提供を開始するなど店頭FX業界3位へ浮上したほか、対面型ラップサービス「楽天IFAラップ」をはじめとするIFA経由のビジネス(口座数は16,000超、預り資産残高は2,050億円超)も順調に増加するなど事業領域と顧客層を拡大している。また、スマートフォンアプリ「iSPEED」シリーズの利用者もダウンロード数が150万件を突破するなど堅調に増加し、各取引に占めるスマートフォン利用者の割合(FX:71.7%、先物オプション:60.2%、国内株式:41.6%)も高まっているとした。

 以上の施策などもあり、収益の分散化状況については、「株式・デリバティブ」、「投信・債券・FX」、「金融収益ほか」の比率が均等となり、商品ラインの強化により相場低迷時における収益の補完性が生まれてきているとした。



 説明会では、特に4つのテーマ(国内株、FX、資産形成関連、フィンテック)を中心に、ここ半年間における個別の施策について説明。取引状況を視覚的に確認できる「投信あしあと」サービスのほか、投資一任契約に基づく運用を低コストと透明性で実現する「楽ラップ」、診断・ポートフォリオ提案をIFAが実施することで一人一人の投資家に寄り添った提案を行う「楽天証券IFAラップサービス」、税制面でメリットのある老後資金の形成に向けた公的制度である個人型DCの取り扱い開始などについて紹介。



 また、楽天グループにおけるフィンテックの取り組みとして、「Rakuten FinTech Conference 2016(取材レポート)」、フィンテックファンド拠出、ブロックチェーン技術を利用した本人確認システム(KYC)の共同開発などの取り組みについて披露した。



 同社は、楽天グループの1億1,600万人を超える会員と形成する楽天経済圏との協力なグループシナジーを推進力とし、最新・革新的なサービスの提供を進めていくとしている。今後の展開に注目したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )




13:11 | 写真:金融・IT業界向け




 

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.