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2016/06/14

【パロアルトネットワークス】次世代セキュリティプラットフォームを支える最新テクノロジーを紹介、サイバーセキュリティをテーマとした国内最大級のイベント「Palo Alto Networks Day 2016」開催!

| by:サイト管理者


 2016年6月7日(火)、パロアルトネットワークスは、ザ・プリンス パークタワー東京において、サイバーセキュリティに関するイベントとしては国内では最大規模のPalo Alto Networks Day 2016を開催した。

 午前のジェネラルセッションではパロアルトネットワークスの経営陣による講演および竹中 平蔵氏による特別講演が行われたほか、昼食時はスポンサーランチセッション、午後からのブレイクアウトセッションでは「製品選定担当者向けテーマトラック」、「経営者・管理職向けテーマトラック」、「技術者向けテクノロジートラック」といった対象者別セッションが用意され、開催規模は昨年の3倍、事前登録者数は2,200名の規模に拡大したという。




【ご挨拶】 パロアルトネットワークス 代表取締役会長兼社長 アリイ ヒロシ氏

 ステージに登壇したアリイ氏は挨拶の中で同社のビジネス状況をアップデート。世界で3万1千社の顧客を持ち、ガートナーの調査では5年連続でエンタープライズ ファイアウォール部門でリーダーとして評価されていることを紹介。昨年2015年の世界売上高は928Mドル(前年比55%増)、更に今期は3Qの段階で997Mドルを達成するなど既に前年の通期売上高を上回る急成長を続けており、本社のある米国西海岸ベイエリアでは一番働きたい会社に選ばれるなど著しい成長を遂げていることを披露。また、日本におけるビジョン「日本におけるNo.1セキュリティプラットフォームを提供、一流の脅威分析チームを活用し、顧客満足度No.1を目指す」を掲げ、名古屋オフィスの設立や従業員数の倍増、サポートセンターの拡張など成長を支える体制の強化を図ると共に、日本における脅威インテリジェンス部隊「Unit42」を立ち上げ、CSO(Chief Security Officer)の採用による日本全体のセキュリティの事例や情報の共有を通じて底上げに取り組んでいくとした。



【パロアルトネットワークスが考えるサイバーセキュリティのあり方】
Palo Alto Networks, Inc. 会長社長兼最高経営責任者 マーク マクローリン(Mark D. McLaughlin)氏

 続いて登壇したマーク氏は、パロアルトネットワークスが考えるサイバーセキュリティのあり方として、もはやサイバーセキュリティはITの世界だけの話ではなく、国家の政策や安全保障、企業の重要な意思決定において避けて通れないテーマであり、デジタル化による産業革命がもたらす社会の生産性向上を阻害しかねない問題であるとした。また、無限のコンピューティングパワー、物理環境のリスクの増大、データの巨大化などが引き起こす複雑化に対して、先ず自分たちが進む方向に対する哲学やアイデアをしっかり持った上で適切なアクションをとることが重要だとした上で、攻撃コストを高めることで成功する攻撃の数を減らしていくというパラダイムシフトを起こすべく攻撃のステップとライフサイクル全体を的確に捉えていく必要があると語った。そして、サイバー脅威を未然に防ぐプラットフォームが備えるべき要素として、拡張性、自動化、一貫性、レバレッジなどを挙げ、パロアルトネットワークスはそれらの要素を全てを満たす真の次世代サイバーセキュリティのプラットフォームを提供し、迅速な情報共有を可能とするエコシステムを確立している点を強みとして強調、同社が提供する各サービスおよび評価について解説した。



【The Power of Platform ~パロアルトネットワークスが提唱するプラットフォーム戦略と最新機能のご紹介~】
Palo Alto Networks, Inc. 最高マーケティング責任者 レネー ボンヴァニー(
René Bonvanie
)氏

 続いて登壇したレネー氏は、攻撃を防御するための重要な4つの要素として、「可視化を図る」、「攻撃を受けるポイントを減らす」、「既知の脅威を防御」、「未知の脅威を防御」を挙げ、ネットワーク、クラウド、エンドポイント セキュリティが共通アーキテクチャとして一貫して自動化された統合プラットフォームの必要性に触れ、新たに日本で提供するプラットフォームサービスと最新機能について、デモンストレーションを交えながら解説した。



【特別講演:日本経済とサイバーセキュリティ】 東洋大学・慶応義塾大学名誉教授 竹中 平蔵 氏

 特別講演に登壇した竹中氏は、自身がIT担当大臣であった頃の話に触れつつ、第4次産業革命(インダストリー4.0)の中にあると言われる経済界において世界的ではサイバーセキュリティへの関心が高まっている一方、日本の経営トップが持つサイバーセキュリティに対する問題意識の低さを指摘し、ガバナンス経営そのものとして意識を高めていく必要があるとした。その上で、経済の長期停滞を意味するセキュラースタグネーションが懸念される中、インベストメントオポチュニティーを増やしていくためにも、シェアリングエコノミーをはじめとする新しい産業育成に向けた規制緩和に向けた議論や企業の新陳代謝を促し競争力を高めるためのコーポレートガバナンスの強化が始まったまさに今こそ、労災や震災への備えと同じく企業のリスクマネジメント・ダメージコントロールの一環としてサイバーセキュリティへの投資を増やすべきタイミングにあると締め括った。

<<取材を終えて>>

 複雑化するセキュリティ業界の中において、ネットワーク、クラウド、エンドポイントまでシステム全体に対する攻撃を防ぐためには、高度に効率化・自動化したセキュリティ体制と統合されたネイティブなケーパビリティを持つ仕組み化はもちろんのこと、未知の脅威に対するクラウド経由のサンドボックス機能を通じた全世界への迅速な防御策の自動アップデートといった脅威情報の収集・分析を行うインテリジェンスサービスを持つセキュリティプラットフォームが欠かせない。世界トップシェアであるからこそリードできる最新のサイバーセキュリティの最前線の状況の啓蒙と共に、あらゆるビジネスの要を担うパロアルトネットワークスの今後の戦略と展開に注目したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )


23:15 | 写真:金融・IT業界向け




 

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