アナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)が、アナリティクス担当リーダーを対象にした調査によると、72%の組織が「アナリティクスは貴重な洞察の生成に役立つ」と考えており、60%が「組織のアナリティクス・リソースはイノベーション体質の強化に貢献している」と回答しています。
今回の調査 「Here and Now: The need for an analytics platform (現状分析:アナリティクス・プラットフォームの必要性、英語サイト)」は、世界中の幅広い業種の組織に所属するアナリティクス・エキスパート、IT部門およびビジネス部門の担当者を対象に実施されました。調査では、アナリティクスが企業や組織におけるビジネスや業務の遂行方法を変容させつつあることが明らかになりました。この傾向は日常業務だけでなく、イノベーションの推進に関しても同様で、回答者の27%が「アナリティクスは、新しいビジネスモデルの立ち上げに役立った」と回答しています。アナリティクス・プラットフォームの導入効果は数多く特定されおり、回答数の多い順に「データ準備時間の短縮」(46%)、「よりスマートで、より確信に満ちた意思決定」(42%)、「より迅速な洞察」(41%) となっています。
SAS Global Technology Practice部門担当ディレクター、エイドリアン・ジョーンズ (Adrian Jones)は、次のように述べています。 「調査結果は、ビジネス・コミュニティの間に、アナリティクスを活用して競争優位をもたらす洞察や効率化を図りたい、という強い願望が存在することを示しています。大多数の組織は、効果的なアナリティクスが組織にメリットをもたらしうることを認識しています。特に顕著なのは、最先端のAIを導入するために自らの能力を向上させる場合です。しかし、アナリティクスを組織全体で戦略的かつ効果的に活用している企業や組織の割合は、もっと高くてもよいはずです。」