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2018/06/21

【パロアルトネットワークス】【Unit 42 ブログ アップデート】フィッシング攻撃に関する総括: 2018年1月~3月

| by:ウェブ管理者
※ 本記事は2018年6月18日に 米国で掲載されたブログ記事 の抄訳版となります。

要約

フィッシングは、依然として、サイバー攻撃の最も危険な脅威ベクトル(手段、経路)の1つです。エクスプロイト キットは、全体として減少傾向にありますが、「ランサムウェアから暗号通貨マイニングと情報盗難へ ― エクスプロイトキットRig EKの変遷」の記事で示したように、フィッシング自体は減っていません。直近でUnit 42は、フィッシング攻撃およびフィッシングURLについて調査を行いました。このブログでは、2018年の第1四半期、1月から3月にかけてのフィッシングの結果を、特にHTTPSを使用したフィッシングURLに重点を置いて、統計的に示します。

フィッシングURLの統計

2018年の第1四半期には、262件の固有ドメインから4,213件のURLがフィッシング攻撃で使用されました。平均すると、1ドメイン当たり16件の異なるフィッシングURLを提供していることになります。次のヒート マップは、これらの262件のドメインの地理的分布を示しています。

これらのフィッシング ドメインの半数以上が、米国でホストされていました。2番目以降に多い国で観測されたドメイン数は米国に比べて少数でした。2番目のドイツは28件、3番目のポーランドは13件でした(図2参照)。

また、アフリカおよび南米でもいくつかのフィッシング ドメインがホストされていました。

4,213件のフィッシングURLのうち、2,066件は、複数の多様な企業や組織を標的とする、汎用のフィッシング テンプレートを使用しています。例えば、攻撃者は、フォームで「chalbhai」という名前と「next1.php」というIDを使用して、Bank of Americaの顧客を標的にしていました(図3参照)。また、同様のテンプレートが、Dropboxの顧客を標的とし、国税庁を騙る税金詐欺の手法に使用されていることも観測されています。


原文はこちら
http://www.paloaltonetworks.jp/company/in-the-news/2018/unit42-phishing-nutshell-january-march-2018

15:11 | IT:一般
 

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