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2017/09/22

【野村證券】ノムラ個人投資家サーベイ~「国際情勢」の注目度が大幅に上昇、その他の要因はすべて低下

| by:ウェブ管理者
1. 調査の要約
(1) 『ノムラ個人市場観指数』は 43.4 と 2 カ月連続で上昇
3 カ月後の株価見通しについて「上昇する」という回答比率と「下落する」という回答比率の差である『ノムラ個人市場観指数(Nomura I-View Index)』は 43.4 と 2 カ月連続で前月比上昇した。調査時の日経平均株価(17 年 9 月 11 日終値)は 19,545.77 円と前回調査時(17 年 8 月 7 日終値:20,055.89 円)を 510.12 円下回った。

(2) 「国際情勢」の注目度が大幅に上昇、その他の要因はすべて低下
今後 3 カ月程度で株式市場に影響を与えると思われる要因について質問したところ、「国際情勢」の回答比率は 70.7%と前月比 27.2%ポイント上昇、15 年 7 月以来の水準となった。
一方、その他の要因はすべて低下した。低下幅が最も大きかったのは「為替動向」で注目度は 14.6%と前月比 10.4%ポイント低下した。次いで低下幅が大きかったのは「国内政治情勢」で、注目度は 5.8%と前月比 8.8%ポイント低下した。

(3) 「運輸・公共」の注目度が上昇、「金融」の注目度が低下
今後 3 カ月程度の個人投資家の各業種に対する見方について、「魅力的な業種」との回答比率から「魅力的と思えない業種」との回答比率を差し引いた DI を見ると、「運輸・公共」の DI は-4.2 と前月比 5.9 ポイント上昇した。「素材」の DI は前月比 3.8 ポイント上昇し、12 年 12 月以来の高水準となった。一方、「金融」の DI は-17.5 と前月比 6.0 ポイント低下し、16 年 10 月以来の低水準となった。

(4) 円高ドル安を見込む回答が小幅に増加
3 カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて、円高ドル安を見込む回答比率の合計は 57.4%と前月比 1.7%ポイント上昇した。「5 円程度円高ドル安」を見込む回答比率は46.9%と、前月比 6.2%ポイント上昇したが、「10 円程度円高ドル安」を見込む回答比率は 8.8%と前月比 4.2%ポイント低下した。「10 円以上円高ドル安」を見込む回答比率は1.7%と前月比 0.3%ポイント低下した。
一方、「5 円程度円安ドル高」との回答比率は 35.6%と前月比 2.8%ポイント低下し、「10円以上円安ドル高」を見込む回答比率は 1.3%と前月比 0.1%ポイント低下した。「10 円程度円安ドル高」の回答比率は 5.7%と前月比 1.2%ポイント上昇した。

(5) 「アメリカドル」の投資魅力 DI が大幅に低下
今後 3 カ月程度の各通貨に対する見方について、「最も投資魅力がある通貨」との回答
比率から「投資魅力があると思えない通貨」との回答比率を差し引いたDI を見ると、「ア
メリカドル」が12.7と前月比12.1ポイント低下し、13年11月以来の低水準となった。一方、
「日本円」は29.9と前月比7.3ポイント上昇し、3カ月ぶりの上昇となった。


原文はこちら
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20170922/20170922.pdf

17:13 | 金融:証券
 

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