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2015/12/25

【日本金融監査協会(IFRA)】企業価値と持続可能性の最大化に向けて、展望・エグゼクティブセミナー「金融機関経営とガバナンス改革 ~現状と課題~」開催!

| by:サイト管理者


 2015年10月29日(木)、日本金融監査協会(IFRA)は、赤坂Bizタワー30階 トムソンロイター・セミナールームにおいて、銀行・証券・保険会社などの役員、監査役、部門長、シニアな経営管理者を対象に、展望・エグゼクティブセミナー「金融機関経営とガバナンス改革 ~現状と課題~を開催した。

 金融機関経営を巡る環境は大きく変化しており、ビジネス・モデルとガバナンスの改革を同時に進めるべき時代を迎える中、金融界の有識者と金融機関経営とガバナンス改革の現状と今後の課題について考える場として開催された。




 最初の講演「金融機関経営とガバナンスを見るポイント」では、早稲田大学大学院ファイナンス研究科 教授 川本 裕子 氏(MUFG社外取締役、東京海上HD社外監査役)が登壇。規制動向や消費者・企業動向が変化する中、日本経済の成長力を強化するため、企業価値と持続可能性を最大化すべく、企業が変わるためのコーポレートガバナンスの本質的な意義を解説。取締役会改革を出発点とし、社外取締役や女性の活用と会社全体の的確な意思決定を図るために会議を進化させ、多様性のある採用・育成・登用こそが組織能力を強めることに繋がると語り、ガバナンスの形式から実質への転換を促した。



 続いて、講演「ガバナンス改革下のリーダー人材の育成」では、ISIDビジネスコンサルティング ユニットディレクター 篠﨑 隆 氏が登壇。コーポレートガバナンス・コードへの対応にあたり、WHAT(説明責任を果たせるアプローチ)、WHY(背景:市場・経営からの要請)、HOW(戦略・方法、組織)について事例を交えて解説、短期的・中長期的な対応について語った。




 その後、パネル討議 「日本企業のガバナンス改革の現状と課題」と題して、パネリストとして、篠﨑氏のほか、日本金融監査協会 顧問 元日本取引所グループCEO 斉藤 惇 氏、PwCあらた監査法人 パートナー 小林 昭夫 氏、野村総合研究所 上級研究員 川橋 仁美 氏が登壇、FFR+ 代表 碓井 茂樹氏(日本銀行 金融高度化センターがモデレーターを務めた。

 パネルでは、コーポレートガバナンスの現状評価や国際比較、取締役会の運営強化や機能を高めるための工夫やベストプラクティス、リスクアペタイトに関する組織への浸透と実効性ある経営管理への有効性、社外取締役のあるべき姿とイメージ像、内部監査の重要性と機関設計のあり方などについて、それぞれの私見や事例が披露された。






 日本金融監査協会(IFRA)は、金融の分野で、リスク管理、監査等に関わる高度な人材の育成を支援し、リスク管理と監査の発展に貢献することを目指して設立された非営利組織。経営マネジメント、企画部門、リスク管理部門、監査部門の担当者向けに、各分野の実務家、専門家を招き、リスクマネジメントと監査のポイントについて実費相当の廉価な価格で研修セミナーを企画・開催している。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )




15:51 | 写真:金融・IT業界向け




 

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