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2013/09/12

【日本IBM】IBMとSYNNEX、カスタマー・ケア市場における戦略的パートナーシップを発表

| by:ウェブ管理者
SYNNEXがIBMのカスタマー・ケア関連のビジネス・プロセス・アウトソーシング・サービス事業を買収し、Concentrixに統合

[米国ニューヨーク州アーモンクおよびカリフォルニア州フリーモント 2013年9月10日(現地時間)発]

IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長、社長兼CEO:バージニア・M・ロメッティ、NYSE:IBM)とSYNNEX(NYSE: SNX)は、本日、SYNNEXがIBMの世界規模で展開するカスタマー・ケア関連のビジネス・プロセス・アウトソーシング・サービス事業を5億500万ドルで(このうちおよそ4億3,000万ドルは現金、7,500万ドルは株式にて)買収することで最終合意に達したと発表しました。買収された事業は、SYNNEXの全額出資子会社であるConcentrixに全面的に編入され、同社のブランドで営業展開されます。

この取引の一環として、SYNNEXはIBMと複数年にわたる契約を結び、ConcentrixはIBMに対し、グローバルに展開するカスタマー・ケア関連ビジネス・プロセス・アウトソーシング・サービスを提供する戦略的なビジネス・パートナーとなります。

ソーシャルやモバイル、ビッグデータ、クラウドといった技術は、カスタマー・ケアを急速かつ根本的に変貌させています。企業は、これらを活用して既存および新たなチャネル全体にわたり顧客を全体的に見通すことができます。IBMは広範なソフトウェア・ポートフォリオ、クラウド技術、コンサルティング、高度なアナリティクスへの投資を通じて、顧客サービスの変革への進路を突き進む世界中の顧客をサポートしています。

カスタマー・ケア・サービスついてConcentrixと提携し、Concentrixが同事業に対して進めている投資を活用することにより、IBMとConcentrixは、他社には真似のできないアプローチを共同で展開し、カスタマー・ケアのライフサイクルの全段階において高価値の双方向サービスを変革し、これを提供していきます。

IBMはビジネス・プロセス・アウトソーシング・サービス市場における革新的なソリューションに投資しており、財務経理、購買およびサプライチェーン・マネジメント、人事およびスマーター・ワークフォース、住宅ローンの設定および提供など、グローバル・プロセス・サービス・ポートフォリオの戦略的分野に今後も注力し、投資していきます。最近のIBMの主な投資案件としては、スマーター・ワークフォース分野でのKenexaの買収、サプライチェーン・マネジメント分野でのEmptorisの買収が挙げられ、これによりIBMは、より高度な分析に基づくソリューションをお客様に提供することが可能となりました。

SYNNEX Corporationのケビン・ムライ社長兼CEOは次のように語っています。「革新的で傑出したソリューションを提供する業界リーダーとお客様に認められている2つの大きなチームが統合することとなり、当社は非常に興奮しています。この買収により、SYNNEXの商品ポートフォリオは大幅に拡大されるとともにサービス能力が向上し、Concentrixはこの成長市場で世界の上位10社に躍進できるでしょう。」

Concentrixは、プラットフォーム、人材、サービスのアウトソーシング分野におけるトップ企業として認知されており、顧客サービス・ライフサイクルの全段階において高価値の双方向サービスをサポートしています。IBMのカスタマー・ケア関連ビジネス・プロセス・アウトソーシング事業の買収を通じ、Concentrixは12業種以上にわたりカスタマー・ケア・サービスを提供することになります。Concentrixは、6大陸で展開する事業基盤を大幅に拡大し、スタッフ数はおよそ4万5,000人、サービスセンターは50カ所以上となります。

IBMグローバル・プロセス・サービス担当ゼネラル・マネージャーであるローリ・スティール(Lori Steele)は次のように述べています。「当社のお客様は、複数のチャネルにわたり顧客と協働し、顧客サービスを提供するために、前例のないペースで投資を拡大しています。今回のIBMとSYNNEXによる提携により、お客様にはIBMに期待する高度なアナリティクス、ソーシャル・ビジネス、クラウド、スマーター・コマースなどのイノベーションが提供されるとともに、Concentrixの柔軟で適応性のあるグローバルなカスタマー・ケア・サービス提供ネットワークの恩恵がもたらされます。」

今回の取引は、規制当局が求める必要条件と通例の手順を経て、数カ月以内に完了する見込みです。買収手続き完了後、IBMはSYNNEXの株式を保有します。

その後他の該当国での契約手続きでも、同様の条件の充足、現地での契約、情報およびコンサルテーションのプロセスが行われます。買収手続きが完了するまでは、各社は引き続き独自に事業を行い、IBMのカスタマー・ケア関連のビジネス・プロセス・アウトソーシング・サービスも引き続き、通常通り営業活動を行っていきます。


原文はこちら
http://www-06.ibm.com/jp/press/2013/09/1201.html

16:01 | IT:一般
 

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