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2018/08/16

【経済産業省】ベトナムにおける二国間クレジット制度(JCM)プロジェクト2件のクレジットが発行されました!

| by:ウェブ管理者
8月15日に、JCM署名国であるベトナムとの間で、JCMプロジェクトとしてクレジット発行(合計:1139t)されました。2013年に同国との間でJCMを開始して以来、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の実証事業として初のクレジット発行となります。

本プロジェクトは、NEDOによるJCM実証事業として、両国の協力のもと実施してきました。
経済産業省は、引き続きJCMプロジェクトを進めてまいります。

1.本事業について
政府は、優れた低炭素技術・製品の途上国への普及等を積極的に推進して、世界規模での地球温暖化対策を進めていくため、途上国との間で「二国間クレジット制度(JCM/JointCreditingMechanism)」を推進しています。

今回クレジット発行に至ったプロジェクトは、以下の2件です。

対象国:ベトナム社会主義共和国

■プロジェクト名(1):国営病院における省エネ/環境改善によるグリーンホスピタル促進事業
・事業概要:NEDOのJCM実証事業。ベトナムのハノイとホーチミンの国営病院に、高効率性能のインバーターエアコンを設置し、それらを最適に制御するエネルギー・マネジメント・システム(EMS)を用いた技術実証を行うものであり、病院内の空気の質の改善も同時に行うことで、「グリーンホスピタル」の確立・促進を目指す。病院全体での省エネ効果は35%。
・プロジェクト実施者:NEDO(三菱電機株式会社、三菱商事株式会社、三菱UFJモルガン・スタンレーに委託)
・クレジット発行量:878t

■プロジェクト名(2):ベトナム版V-BEMS開発によるホテル省エネ促進実証事業
・事業概要:NEDOのJCM実証事業。ベトナムにおける一般的なホテルのエネルギー消費割合の85%を占める空調・給湯・照明の3つの用途に対して省エネ施策を効果的に実施するため、ビルエネルギーマネジメントシステム(BuildingEnergyManagementSystem,BEMS)、高効率蒸気ボイラー、ヒートポンプ給湯器及びLED照明器具を導入し、省エネの有効性を検証する。
・プロジェクト実施者:NEDO(日比谷総合設備株式会社、三菱UFJモルガン・スタンレーに委託)
・クレジット発行量:261t

■参考:二国間クレジット制度
二国間クレジット制度は、優れた低炭素技術や製品の移転を通じた相手国での温室効果ガスの排出削減・吸収への貢献を、日本の貢献分として適切に評価する仕組みです。

外務省、経済産業省、環境省の三省で関心国と二国間協議を進めており、これまでモンゴル、バングラデシュ、エチオピア、ケニア、モルディブ、ラオス、ベトナム、インドネシア、コスタリカ、パラオ、カンボジア、メキシコ、サウジアラビア、チリ、ミャンマー、タイ及びフィリピンの計17か国と署名をしています。経済産業省では、具体的なプロジェクトの組成に向け、実現可能性調査や実証事業等を実施しています。


原文はこちら
http://www.meti.go.jp/press/2018/08/20180816001/20180816001.html

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