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2016/05/06

【ヤフー】3,300万人以上が登録する「Yahoo!ウォレット」で新施策、初夏には25行の銀行に対応した「預金払い」と電子マネー「Yahoo!マネー」を追加、さらに割り勘・個人間送金の機能に特化したアプリ「さっと割り勘 すぐ送金 from Yahoo!ウォレット」の提供開始のほか、来春にはリアル決済にも参入予定、「Yahoo!ウォレット新施策に関する記者説明会」開催!(FinTech関連)

| by:サイト管理者


 2016年4月19日(火)、ヤフーは六本木のミッドタウン・タワーにある本社セミナールームにおいて、「Yahoo!ウォレット新施策に関する記者説明会」を開催した。

 ヤフーでは、3,300万人以上が登録する日本最大級のオンライン決済サービス「Yahoo!ウォレット」のさらなる利用促進を目指し、新たな施策を順次行っていくと発表。「Yahoo! JAPANカード」(2015年4月発行開始)や、「ヤフオク!」落札代金の支払い・受け取りを簡単・安心に行える決済サービス「Yahoo!かんたん決済」(2016年1月より手数料無料化)に続き、初夏には「Yahoo!ウォレット」の新しい決済手段として銀行口座から決済代金が即時に引き落とされる「預金払い」とYahoo! JAPAN初の電子マネー「Yahoo!マネー」を追加、さらに割り勘・個人間送金の機能に特化したアプリ「さっと割り勘 すぐ送金 from Yahoo!ウォレット」の提供を開始する。

 新しく追加される「預金払い」と「Yahoo!マネー」については、当初は「ヤフオク!」、「Yahoo!ショッピング」、「LOHACO(ロハコ)」で導入を予定。その後、今秋を目処に「GYAO!」、「Yahoo!ゲーム」など、同社が提供する他のサービスでも順次導入していく。また、2017年春のサービス提供を目標に「Yahoo!ウォレット」では初めてとなるリアル決済への参入準備も進めているという。



 最初に、ヤフー 執行役員 決済金融カンパニー長 谷田 智昭氏が登壇。2002年にYahoo!ウォレットが生まれた背景とその後のYahoo!ポイントの登場からTポイントへの切り替え、eコマース革命など、これまでの取り組みと決済取扱高の推移を振り返り、売り場と共に多くの人に多くの場所で使われる決済に成長したと紹介。そのような中で、クレジットカード以外の現金支払いを行っている利用者に対しても安心・簡単・お得に買い物体験できる世界を実現すべく、今回、初夏に電子マネー「Yahoo!マネー」を新たに提供を予定。余計な決済コストを外部に出すことなく利用者に還元すると共に、当初はヤフーの中のECサービスを通じてチャージフリーで自然と残高がたまる循環モデルでサービスを育て、その後の送金体験やリアルでの決済への参入に向けて基盤をつくっていくとした。



 ヤフオク!で出品した際の落札代金を電子マネー「Yahoo!マネー」で受け取ると、いつでも落札代金の2%が電子マネーとして上乗せされるほか、ヤフオク!での落札や、Yahoo!ショッピング」、「LOHACO(ロハコ)での購入時に電子マネー「Yahoo!マネー」で支払うと1%分の特典を獲得できるキャンペーンを予定しており、利用促進に向けた仕組みも拡充する。



 続いて、ヤフー 決済金融カンパニー 決済コンシューマ本部 決済サービス部長 白石 陽介氏が登壇。クレジットカード払いに加え、銀行に対応した「預金払い」と電子マネー「Yahoo!マネー」を追加し、また、資金移動業者として割り勘・個人間送金と銀行口座への払い出しサービスの提供について詳しく解説。これまでの課題でもあった、クレジットカードによるお金の管理の難しさ、実際にコンビニや銀行に行かないといけない、代引き時の手数料負担、などを解決すべく、一人でも幅広く利用できるよう、当初はメガバンクから地方銀行まで25行の銀行に対応、年内にはさらに12行の追加を予定しているという。また、「さっと割り勘 すぐ送金 from Yahoo!ウォレット」の送金、受け取り、割り勘などの各操作手順についても詳しく紹介した。



 「Yahoo!マネー」を利用した個人間の割り勘や送金が手数料無料で簡単にできるスマホアプリ「さっと割り勘 すぐ送金 from Yahoo!ウォレット」では「LINE」や「Facebook Messenger」経由での送金も可能。メッセージを送るような直感的で簡単な手順で行えるようになるという。



 「預金払い」に初夏から対応予定の銀行は、大手・ネット銀行5行(ジャパンネット銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行)、地方銀行20行(北海道銀行、秋田銀行、岩手銀行、足利銀行、常陽銀行、千葉銀行、横浜銀行、北陸銀行、百五銀行、滋賀銀行、京都銀行、池田泉州銀行、南都銀行、鳥取銀行、山陰合同銀行、広島銀行、福岡銀行、親和銀行、西日本シティ銀行、北洋銀行)など25行。また、年内に対応予定の銀行12行(七十七銀行、武蔵野銀行、千葉興業銀行、八十二銀行、静岡銀行、十六銀行、近畿大阪銀行、紀陽銀行、百十四銀行、伊予銀行、愛知銀行、熊本銀行)、検討中の大手銀行(三菱東京UFJ銀行)となっている。

 スイカ、ナナコ、ワオン、楽天エディ、Tマネーなど、多くの電子マネーが提供されている中で、ECの世界からリアルへの展開を見据え、誰もがいつでもどこでも、安心・簡単・お得にお買い物体験することができる世界を目指すというヤフーの決済サービスと事業戦略。売って、買って、得になる、といったチャージフリーで自然と残高がたまる循環モデルによる利用促進と今後の展開に注目したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部、画像提供:ヤフー広報室 @株式会社グッドウェイ )













08:37 | 写真:金融・IT業界向け




 

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