【グッドウェイ】グローバルなコンプライアンス規制への対応、第3回「GBC（Global Business Compliance）コンファレンス2021」を開催！ - グッドウェイ：金融・IT業界・フィンテック情報ポータルサイト（GoodWay Fintech）

2021/11/22	【グッドウェイ】グローバルなコンプライアンス規制への対応、第3回「GBC（Global Business Compliance）コンファレンス2021」を開催！	\| by:ウェブ管理者

　2021年11月19日（金）、グッドウェイは「GBC（Global Business Compliance）コンファレンス2021～事業会社のグローバル展開に伴う、反贈収賄、制裁コンプライアンス、輸出入規制、現代奴隷法のリスク～」をオンラインで開催した。

　今般、3回目の開催を迎えるグローバル贈収賄対策をテーマとした「ABC（Anti-Bribery / Corruption）コンファレンス」を「GBC（Global Business Compliance）コンファレンス2021」と改称し、贈収賄対策のみならずグローバルビジネスにおけるコンプライアンス全般をテーマに開催。海外展開を行う上で重要な規制および実務と課題などについて、当局や実務者、専門家が登壇して講演を行った。

特別講演	「「外国公務員贈賄防止指針」改訂－背景と概要－」

　渡邊佳奈子氏（経済産業省経済産業政策局知的財産政策室室長）は、外国公務員贈賄罪の概要、OECD対日審査の概要および経産省の対応、外国公務員贈賄防止指針の改訂について詳しく解説し、てびきも紹介した上で、贈賄防止体制強化のために経産省として事業者に対応をお願いしたい事項も最後に共有した。

講演	「サードパーティ・リスク：管理体制とデューデリジェンス」

　亀山佳世子氏（ムーディーズアナリティックスジャパン金融犯罪対策ディレクター）は、サードパーティにまつわるリスクや規制環境（反贈収賄、現代奴隷法）、リスク管理とリスク低減措置、およびTechnology and Data Intelligenceの活用について解説した。

特別講演	「ビジネスと人権～人権リスクと企業の責任～」

　佐藤暁子氏（ビジネスと人権リソースセンター日本プログラムコーディネーター）は、冒頭に世界の人権課題と企業の責任、国連ビジネスと人権に関する指導原則、日本の国別行動計画（2020-2025）について述べた後、国際人権基準の基礎情報や現状も交えて人権の重要性について解説。ガイダンスや企業に対するベンチマーク等にも触れながら、今後の需要なテーマ、人権リスクと経営リスクの関連性、取組みのポイント等についても詳しく紹介した。

講演	「グローバルビジネスにおけるコンプライアンスリスク管理の課題とベストプラクティス」

　井浪皓之氏（LexisNexis Risk Solutions セールスマネージャー）は、プロフェッショナルが経営判断をおこなうための情報、データ、分析を提供するRELXグループの中で、リスクデータを専門に行う同社のプロフィール、およびコンプライアンスリスク管理の課題やベストプラクティスについて講演した。

パネルディスカッション

　｢グローバル・コンプライアンスの課題と挑戦｣

　最後のパネルでは、各社からサスティナブルなビジネスのグローバルリーダーになるための取組み、グループのコンプライアンス・プログラムや教育システムの概要、内部通報制度の仕組みといった実務に関する貴重な情報が共有され、後半ではグローバル・コンプライアンスの注目分野、統一的なグローバル・コンプライアンス・ルールと地域別・事業別のルールのバランス、買収後の海外子会社に対するコンプライアンスの浸透、内部通報制度の利用の活性化について様々な意見交換を行った。

＜パネリスト＞

北島敬之氏（ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス代表取締役）

渡邊真氏（楽天グループ執行役員）

富岡結氏（日産自動車グローバルコンプライアンス室主管）がパネリストとして出演。

＜モデレーター＞

吉田武史氏（ベーカー＆マッケンジー法律事務所（外国法共同事業）パートナー弁護士）

　イベント名を改称し、海外展開を行う上で重要な規制および実務と課題などについて情報共有の場を提供することで、一般事業会社の国内外におけるコンプライアンス対応を取り巻く環境整備への貢献を果たす「GBC（Global Business Compliance）コンファレンス」。次回も2022年11月を目途に開催を予定している。

（記事、編集・制作： GoodWayメディアプロモーション事業部　＠株式会社グッドウェイ）

10:28 | 取材：金融・IT業界向け

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