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2020/08/10

【グットウェイ×トップファン】当事者として同じ目線まで課題意識を落とし込む 三澤 聰司さん と 岡村 憲太さん(山梨の活性化に取り組む方々のご紹介 vol.2):新事業創出プラットフォーム「Financial Foresight Lab(FFLab)」

| by:サイト管理者

学生団体トップファンの長田 拓真と申します。トップファンは、自分たちや自分たちに関わる人たちのファンを増やし、山梨を活性化させる学生団体です。山梨を構成する企業・団体や個人のトップファン(ファンの中の上位の人)を増やすことが山梨の活性化につながると考え、学生メンバーが「企業や団体、個人に企画、提案を行い実行する」活動を行っており、株式会社グットウェイとはリージョナル・パートナーとして提携しています。

それに伴い、株式会社グットウェイとトップファンのコラボレーション活動のひとつとして、「山梨県活性化プロジェクト」で中心的に活動されている方々を取材し、グットウェイのホームページに記事を掲載させていただくことになりました。山梨県の活性化に取り組む方々の活動を勉強させていただきながら、ご紹介してきたいと思います。

今回は、日本ユニシス株式会社の三澤 聰司さんと岡村 憲太さんを取材させていただきました。新事業創出プラットフォーム「Financial Foresight Lab(FFLab)」の活動についてお話を伺いました!

三澤 聰司 さん
東京都町田市出身。大学卒業後に日本ユニシス株式会社に就職。1999~2003年の間で営業職として山梨の金融機関を担当したことが山梨県との関わりになる。現在は「ネオバンク戦略本部(金融機関のその先の顧客・地域社会も視野に入れて、新しいビジネスを考える)」に所属。金融機能を生活空間・事業空間に融け込ませることで、生活者の利便性向上・産業の活性化を実現すべく、株式会社グッドウェイと連携し、新事業創出プラットフォーム「Financial Foresight Lab(FFLab)」を2018年5月に創出(FFLabローンチイベントの様子)。
岡村 憲太 さん
東京都町田市出身。大学卒業後に日本ユニシス株式会社に就職。今年で入社7年目。現在は金融部門で山梨の金融機関や企業向けの営業担当。地域課題解決の力になりたいと、月に一回行われる「山梨県活性化プロジェクト」に参加している。
長田 拓真
山梨県甲斐市生まれ。韮崎高校を卒業後、現在は日本大学理工学部に在籍。大学ではまちづくり工学を専門的に学び、将来地方のまちづくりに携わるため尽力中。学生団体トップファン共同代表。山梨県韮崎市のローカルメディア「にらレバ」の学生ライター。


~新事業創出プラットフォーム「Financial Foresight Lab(FFLab)」について~

FFLab」は、日本ユニシスにおける課外的な活動体として、金融機関との異業種協働に向けて、社会に新しい価値を提供する金融サービスの創出を目指し、様々なプログラムを展開している。

長田:FFLab」のビジョンを教えてください!

三澤:まず知ってほしいのは、日本ユニシスの持つ大きなスローガン「社会課題の解決」です。それを踏まえた上で「FFLab」では、社会が急激に変化し、人の価値観も変化するこの時代を一つのチャンスと捉え、新しい価値を提供できるようなビジネスを色んな人を巻き込みながら、つくっていくことを目指しています。それと、私が大切にしているのはオープンマインドです。様々なアイディアを結集して、新しい価値を創造するためにはオープンマインドなスタンスが必要であり、「FFLab」ではそういったことを大切に活動しています。

(今回のインタビューは、学生団体トップファンの長田 拓真さんのほか、高村 大夢さん、藤島 秀太さんも参加)

長田:FFLab」の活動のひとつとして、「山梨県活性化プロジェクト」への参加経緯や想いを教えて下さい!

三澤:財務省財務局が掲げる「地域経済エコシステム」の活動の一環から、課題意識を持ち共感し合うメンバーが集い、山梨県の活性化というキーワードで「山梨県活性化プロジェクト」が立ち上がりました。これは、地元の有志の方々が甲府ビジネスラボで地域課題を持ち寄り、それを解決しようという活動です。私はもともと、営業で4年程通っていた縁のある甲府ということもあり、私個人として、そして、「FFLab」としても何か力になりたいという想いで参加しています。

岡村:そうですね、私も「山梨県活性化プロジェクト」に参加しています。現在は山梨の金融機関や企業向け営業担当ということでご縁をいただいている甲府ですが、営業だけでなく、その担当地域の社会課題解決のためにアプローチをしていくことが、私たち日本ユニシスのスローガン「社会課題解決」に対するひとつの動きになります。2019年1月より毎月開催している「山梨県活性化プロジェクト」の「月次定例会」のほか、2020年2月には「やまなしプラザ オープンスクエア」において「第1回 山梨県活性化フォーラム」を開催しました。(協力:甲府財務事務所FFLabこうふぐらし研究所



長田:これまでの「FFLab」の活動を通して、何か感じていることはありますか?

三澤:FFLab」として大きな目標は社会課題の解決ですが、その社会課題を見つけることが難しいですね。社会課題というと大きく想像しがちですが、もっと日常の生活の中にまで落とし込み、リアルに見える世界の中で、なにか引っかかることに着眼する。もっと課題を自分事として捉えることが大切だと感じています。そのようなこともあり、「FFLab」では地域の金融機関や異業種の方々とのワークショップフォーラムを通じて、単一分野の再定義を飛び越え、複数の業種を横断して新しい市場、新しいビジネス機会を生み出すべく、顧客起点での新しいサービスへの発想と、それを実現する技術活用など、新しい結合に向けて取り組んでいます。



~当事者意識を持ち、社会課題の解決に向けて~

長田:最後になりますが、社会課題に対して自分たちがどのような役割を感じて取り組んでいるのか、日本ユニシス、FFLabの立場から教えて下さい!

岡村:私が所属している営業部の社会課題に対しての取り組みの方向性は二つあり、一つ目は人口についての課題です。人口流出や過疎が進み人が来なくなってしまうと困るといった中で、地域に人の流れを生む仕掛けをつくり、経済を回すことができないかという点に踏み込んで考えています。二つ目としては公共施設の老朽化に対して、「ビジネスエコシステム」を活用して解決できるようなアプローチを目指しています。


三澤:先ほどの、「FFLab」の活動を通して感じていることの続きになりますが、先ず社会課題を見つけるためにご縁がある地域に直に踏み込んでみる。実際にそのまちを見て、人と話して、地域特有の課題を見つけることが第一歩かなと思います。そして、その課題の解決手段は二つあり、一つは知恵を出したり、一緒に汗をかく。これは自分も当事者意識を持つということ。二つ目は、テクノロジーやソリューションを上手く組み合わせて、既存のシステムや技術をその課題解決に向けて提供していく。課題意識を持つ人を応援しながら、課題を解決していくそんな現実的なアプローチが我々のできること、役割だと考えています。

長田:ありがとうございました!


~まとめ~

今回の取材の中でひとつテーマとなった社会課題の解決。「FFLab」として、社会課題そのものを発掘して、焦点をあてそれを解決するのはハードルが高い。なぜなら、当事者として同じ目線まで課題意識を落とし込めないため。そういった点で、課題を追ってそこに一歩踏み出している人が解決に最も近い人であり、そのような人を発掘していく。社会課題と課題解決をしようとする人がセットで現れた時に、その人を全力で応援し、その人が必要とするものを提供していく。それが、あらゆる分野の情報やシステムプラットフォームなど「ビジネスエコシステム」を持つ日本ユニシスの強みを活かし、地域の当事者目線で社会課題の解決に必要なものを届ける橋渡しと応援、推進役が「Financial Foresight Lab(FFLab)」の役割であることが分かった。

(取材・記事:学生団体トップファン 長田 拓真、画像・編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部)



 「Financial Foresight Lab(FFLab)」では、社会に新しい価値を提供する金融サービスの創出と、そのために必要となる各種情報の提供とネットワーキング、および能力開発や投資活動への支援などさまざまなプログラムを展開し、金融機関、Fintech企業、異業種企業を結び、新事業の創出を加速。詳しくは、以下のFFLabのサービス紹介サイトを参照されたい。





21:25 | 写真:金融・IT業界向け




 

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