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2016/11/11

【楽天証券】米大統領選挙直前!マーケット環境やETFに精通する講師陣を招き、「楽天証券ETFカンファレンス2016 マーケットの見通しとETF投資術」をベルサール渋谷ファーストで開催!

| by:ウェブ管理者


 米大統領選挙直前の2016年11月5日(土)、楽天証券(以下、同社)は、マーケットやETFに精通する専門家やETF運用会社のスペシャリストを講師に招き、「楽天証券ETFカンファレンス2016 マーケットの見通しとETF投資術」を、東京都・渋谷のベルサール渋谷ファーストで開催した。

 ETF(Exchange Traded Fund)とは、証券取引所に上場している投資信託(上場投資信託)のことで、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)といった株価指数等へ連動するETFを、株式と同じように証券会社を通して取引ができるもの。一般の投資信託と比べ、取引所の立ち会い時間中はいつでも小額から売買ができ、成行、指値注文、および信用取引も可能といった多くのメリットがあることから、日本でも利用が拡大。特に昨今の低金利下では、少しでも高い利回りを求める投資家ら人気を集めており、投資初心者から機関投資家まで利用者の裾野が拡がってきているという。



 今回は昨年のJA共済ビル カンファレンスホールから会場を移し、六本木通りに面して渋谷駅と表参道駅の2駅利用可、2010年8月に竣工したばかりの住友不動産渋谷ファーストタワー内にあるベルサール渋谷ファーストで開催。展示会等の大規模イベントから1,000人規模の株主総会、セミナーやパーティも対応可能な大型イベントホールだ。



【挨拶】楽天証券 執行役員 プロダクト本部長 今井 秀明氏「日本は残高が約16兆円だが、世界のETFマーケットの残高は低コストを反映して毎年10%ほどの伸びを見せ、300兆円を超えてきた。」

 開演の挨拶に立った今井氏は、まずETFマーケットの状況について、「世界のETFマーケットをみると、残高が日本円換算で約300兆円を超えてきており、過去5年間を見ても右肩上がりで伸びてきていて、年率10%ほどの伸びを毎年見せている。また、米国市場における残高が240兆円と世界の5分の4が米国に集中しており、特に近年は高コストのアクティブ投信から低コストのETFに資金が流れこんできている状況だ。」と語った。一方、日本のETF市場については、「日本は残高が約16兆円と、まだまだ米国の10分の1以下という状況だが、日銀のETF買いということもあって、昨今は急速に残高を伸ばしている。」と説明した。

 その後、今井氏は同社の手数料やキャンペーンについて簡単に紹介した後、ETF関連コンテンツとして、買い注文が約定すると自動的に売り注文(指値等)が発注される「セット注文」について、その特徴やメリットをPRして挨拶を終えた。




【講演】武者リサーチ代表 武者 陵司氏「内外の経済情勢と市場展望~有望な日本株式~」

 最初の登壇者である武者氏の講演では、冒頭に日本株についての強気な見通しを披露し、内外の株価、為替、経済指標等の推移や傾向を紐解きながら、その背景と根拠について詳しく解説した。アニマルスピリット(投資行動の動機となる、将来に対する主観的な期待)喚起に政権と日銀は全力投球しているとして、アジア最強経済国への復活も不可能ではないとの見通しなどを語った。




【講演】ETF運用会社 

 続いて、運用会社3社が20分づつの講演を行う。単なる自社ETFのPRに留まらず、各社とも前半部分は日興アセットマネジメントが「日本銀行によるETF買付」、ブラックロック・ジャパンが「米国大統領選を巡る足元のマーケット環境とその課題」について解説するなど、各社とも投資家にとっての注目トピックスを前半で取り上げて講演した。

日興アセットマネジメント  今井 幸英氏(写真左) 「日銀のETF買付から学ぶ株式市場とETF投資」
ブラックロック・ジャパン 新井 洋子氏(同中央)「市場変動に備えるiシェアーズETFの活用方法」
UBS証券 本田 淳一氏(同右)「今や投資も安・近・単」




【展示会場】運用会社等の展示ブースも休憩時間中は多くの来場者で賑わう


 休憩時間になると各社のブースは来場者で賑わいを見せる。スタッフから運用商品の説明を聞いたり、趣向が凝らされたノベルティーグッズやパンフレットを貰いながら休憩時間を過ごす。




【講演】楽天証券経済研究所 シニアグローバルストラテジスト 香川 睦氏「ETFを活用したグローバル投資戦略-どうなる!?米大統領選挙後のマーケット展望」

 休憩後に登壇した香川氏は、前半部分で間近に迫った米大統領選挙の行方とマーケット展望について講演した後、具体的な投資戦略として、まずは投資(資産運用)ニーズを「相場観重視型」、「インカム重視型」、「長期分散投資型」に分類。「相場観重視型」にはナスダック100指数、「インカム重視型」には内外リート市場に連動するETF、「長期分散投資型」には外国株式に分散投資できるETFを取り上げて紹介。最後に、「投機」や「投資」とも違う、低コストのETFを活用して貯めながら増やす「資産形成」という投資姿勢について触れながら講演を終えた。





【講演】ETF運用会社 

 香川氏の後、ETF運用会社による20分づつの講演が行われる。ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ 杉原氏はトランプ氏当選の場合は、米国のエネルギー設備企業、サービス企業、テクノロジー企業や生活必需品企業に恩恵の可能性があることなどを紹介した。

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ 杉原 正記氏(写真左) 「大統領選後の米株投資戦略 ~注目すべき業種とは?」
三菱UFJ信託銀行 賀門 友紀氏(同右)「分散投資ツールとしての純金上場信託(現物国内保管型ETF)『金の果実シリーズ』について」



【講演】楽天証券経済研究所 客員研究員 山崎 元氏「お金の人生設計とETF」

 2回目の休憩後に登壇した山崎氏は、まずはお金の人生設計について語り、老後を運用に頼って解決しようとするのは危険だとして、まずは「稼ぐ(働き方・期間)」を考え、支出と貯蓄を振り分けて「必要貯蓄率」を決めることが「人生設計の基本公式」だとして、公式について具体例を上げて詳しく解説。運用資金の置き場所は、確定拠出年金が税制上有利で、次にNISA口座、課税口座の順だとして、資産配分のポイントや注意点、ETF等のリスク資産と無リスク資産を交えた資産運用設計例などについて分かり易く解説した。山崎氏の講演の内容については同社のコラム「ETFカンファレンスでお話ししたこと」でも詳しく記載されているので、ご興味のある方はご覧いただきたい。



【講演】ETF運用会社 

 そして最後を締め括った運用会社2社による講演によってETFカンファレンスは無事閉会した。

バンガード・インベストメンツ・ジャパン 三上 和久氏(写真左) 「世界の投資家が選ぶバンガードETF~日本の投資家の資産形成のために~」
楽天投信投資顧問 色川 徹氏(同右)「人気のレバレッジ型ブルベアETFの利点と留意点」



 21世紀で最も成長した金融商品の一つであるETFにおいて、世界の残高の5分の4を占める米国市場では、現物出資型ETF以外の先物取引、スワップ取引によって原資産価格に連動するETFやラップ口座でのETF活用、ロボアドバイザーを通じたETFの販売なども行われているように、今後日本でも同様の流れが加速しそうだ。


 「楽天証券ETFカンファレンス」というETFとしては国内最大規模のカンファレンスの開催を通じて同商品の普及と拡大を目指す同社は、コストが安くメリットも多いETFを、一時的な投資目的としての利用のみならず、人生設計のための「資産形成」にも積極的に取りこんでもらおうと様々な取組を続けている。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : 柴田 潔 @株式会社グッドウェイ
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13:27 | 取材:投資家向け

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