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2015/11/28

【マネーフォワード】2015年Fintechの振り返り、メディア向け勉強会「Fintech2015年総まとめ&2016年どうなる?」開催!

| by:サイト管理者


 2015年11月13日(金)、マネーフォワード(以下、同社)は、港区芝にある森永プラザビルの本社会議室においてメディア向け勉強会「Fintech2015年総まとめ&2016年どうなる?」を開催した。



 冒頭に、同社 代表取締役社長 辻 庸介氏より挨拶。昨年のメディア向け勉強会は参加者が少なかったが、今年は多数参加いただき感謝したいとし、足元での同社サービスにおいて、家計簿アプリ・クラウド家計簿ソフト「マネーフォワード」は300万人、「MFクラウド」は40万ユーザーを超えているほか、業界においてもFintechが盛り上がってきており、これからも、新しくて便利な金融サービスの提供にチャレンジしていきたいと語った。



 続いて、講演「2015年Fintechの振り返り」と題して、同社 取締役 Fintech研究所長 瀧 俊雄氏より解説された。国内サーチ数のトレンドをはじめFintechに関する国内外の主な出来事を紹介。特に金融審議会「決済業務等の高度化に関するスタディ・グループ」中間整理で明確になった後、メガバンクや地銀、大手システム会社での取り組みも本格化。更に、経済産業省による「産業・金融・IT融合に関する研究会(FinTech研究会)」やイギリスでのFintechの動きを挙げ、海外の流れを受けた外圧のみならず日本独自の主眼においても、銀行API化など従来と違うスピード感でビジネス検証フェーズから実務、実アクションへと広がってきたとした。一方で、規制産業における新たなFintech企業のプレイヤーはまだまだ参入が少ないとし、今後の登場に期待したいとした。



 その後、パネルディスカッション「2016年Fintech動向予測」では、スピーカーとして、野村リサーチ・アンド・アドバイザリー 小川 久範氏、森・濱田松本法律事務所 増島 雅和氏、マネックスベンチャーズ 高岡 美緒氏が登壇、瀧氏がモデレーターを務めた。

 パネルでは、各スピーカーにとっての2015年の振り返りと当初想定との差分や、2016年の見通しや展望について紹介。「利用者のためになることにおいては、自ずと規制を乗り越え前に進むしかない」(増島氏)、「金融機関や事業会社の中でも専門部署が立ち上がり、FinTechの流れは加速していくだろう」(小川氏)、「当初の想定以上の広がりとなっており、特に金融機関とベンチャーの連携におけるB2Bの傾向が強まっている」(高岡氏)など、それぞれの私見が披露された。その中で、高岡氏は、金融における注目の分野として、資産運用、トレーディングテック、セキュリティー、キャッシュレス化のほか、データを活用した新しいビジネスモデルや金融 × α としてデジタルネイティブ世代による創造などを挙げた。

 また、仮想通貨に関する質問の中で、増島氏は、FATF(金融活動作業部会)や犯収法(改正犯罪収益移転防止法)など仮想通貨を取巻く外部環境において、仮想通貨や取扱い事業者の定義、消費税に関する考え方、誰が使うかという観点に置いて、FX大国である日本固有の傾向の中で投資家保護の観点からどのように整理していけばよいか、金融商品取引法消費税法外為法(外国為替及び外国貿易法)などを挙げ、仮想通貨を規制する新法における考え方の整理と解釈、その方向性について語った。



 パネル終了後は、軽食と飲み物が用意され、登壇者と参加したメディア関係者との懇親会が行われ、リラックスした雰囲気の中で意見交換が行われた。



<<取材を終えて>>

 2015年は数多くのFinTech関連イベントが開催され、まさにFinTech元年として人々のライフスタイルを変える新しい視点や価値提供を行う金融サービスも登場し、訪れた多くのメディア関係者も顔なじみが増えてきた。その中でも先頭を走る
FinTechの代表企業の一社でもあるマネーフォワードの開発スピードとメディア発信、社会的使命感には敬意を表すると共に感銘を受けるところも多く、今後の取り組みにも注目していきたい。なお、同社では Fintechに関する様々な情報は、「マネーフォワード公式ブログ」でも配信されているので、ぜひ参考にされたい。

(取材、記事、編集・制作、撮影:GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ




21:18 | 写真:金融・IT業界向け




 

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