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2017/04/20

【モーニングスター】債券格付ビジネスへの参入について

| by:ウェブ管理者
投資信託をはじめとした総合金融情報を提供するモーニングスター株式会社(本社:東京都港区、代表者:朝倉 智也)は、全額出資子会社であるMSクレジットリサーチ株式会社(以下MSクレジットリサーチ)を設立し、今期より新たに債券格付業務を開始いたします。

我が国の社債市場の規模は、マイナス金利政策のもと近年は著しく増加傾向にあるものの、市場規模では米国社債市場の580兆円(2017年2月末時価総額)に対し、国内の社債発行残高では57兆円(2016年12月末)と10分の1以下に過ぎません。流通市場においても、年間売買高が米国のおよそ50分の1以下の16兆円(2016年累計)に留まっております(*)。また、海外においては大企業だけでなく、多様な企業が活発に起債活動を行っているのに対し、日本では高格付企業が発行の中心を占めるなど、規模と多様性の面で大きな課題を抱えたままとなっており、長年、企業の主たる資金調達手段として、また投資家からの魅力的な投資対象商品としては定着に至っておらず、健全なマーケットへと成長することが待望されて久しい状況です。
このような環境下で、MSクレジットリサーチは、社債市場発展のインフラとして欠かせない中立的かつ客観的な立場からの分析評価情報を、幅広い銘柄を対象に発信し、発行体ならびに投資家の様々なニーズに応えられることを目指しております。具体的には、高格付企業のみならず、比較的低格付けの企業に対する信用評価も行い、国内外の機関投資家のみならず、個人投資家にも情報提供を行ってまいります。さらに、将来的には海外、特にアジア企業の社債格付けも視野に入れ、業務を準備する予定です。

今回の会社設立のために、ムーディーズ日本法人の格付責任者を務めた森田隆大氏を含め、複数名の優秀なクレジットアナリストを招聘し、現存の格付企業とは一線を画したオリジナルな分析評価モデルを開発し、2017年末までに順次公表を行う予定です。
当社グループは1998年3月に投資信託の評価会社としてスタートし、その後個別株式やETFなどの評価情報を発表し、このたび新たに債券評価もビジネスポートフォリオに加えることで、総合レーティングカンパニーとしてのブランド力を一層強化していく所存です。
なお、当期の連結業績に与える影響は軽微であります。


原文はこちら
http://www.sbigroup.co.jp/news/2017/0420_10651.html

18:08 | 金融:証券
 

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